はじまり、はじまりってやつ。
下らない茶番から逃げ、人気の少ない裏庭に来た。
人家がないのでハッテン場になりやすいが、僕は遠慮なく邪魔しにかかる。
迷惑でしかない。
青〇なんてやってる暇あるなら勉学に励め、猿共。
てか、金持ちなんだからラ〇ホにでも行ってこい。
「あれぇ、誰かいるー。」
「あ、俺知ってる。外部から来た地味なやつ。」
「えー、かわいそー。ぼっちだから裏庭なんて人がいない場所にいるのかな?」
「言ってやるなって。でも、2人で過ごすには邪魔だなぁ。」
「ねぇ、どっかに行ってくんないかなぁ。」
庶民より低俗なんじゃないか?
こんなのが世の中のトップか。
しかも、男女の会話ならマシだったのだろう。
僕が邪魔だと思ってしまっても仕方ないと思う。
だが、こんなクソみてぇな会話をしてるのはどっちも男。
見ろ、気持ち悪すぎて鳥肌立ってる。
「はぁ...。空気読んでくれないかなー。君が邪魔って言ってるの。こんだけ言われても動かないとか、心臓に毛が生えてるかそういう趣味なの?」
キャンキャンとやかましい犬だ。
躾がなってないが、この学園は一体何を教えているのだろうか。
外で好きなだけおせっせしてくださいとでも授業しているのか?
「チッ...。聞いてんのか、庶民。消えろって言ってんの。それとも、観客にでもなる?」
「やだぁ。へんたーい!」なんて体をくねらせるカマ。
オカマは嫌ではないが、こいつは嫌いだ。
なんというか、品がなくて頭が軽そうだ。
現時点で会話が成り立っていない。
それともなんだ。
庶民と金持ちは違う言語でも喋っているのか?
「あんたら、そんな醜態晒して将来どうするつもりだ?会社次ぐんだろ?」
「はぁ?いきなりなんなわけ?」
「いや、今こそこの学園内だからいいが外に出たら死にそうだなと思ってな。庶民だなんだと罵っているやつに学力も勝てていないが、親の財力以外に他人に誇れるものないのか?」
「なに、僻み?」
「に見えるか?だとしたら、人の感情も読めないんだな。こんなやつの下で働くの嫌だな。」
ここの学園長は頭がおかしいのだろうか?
金持ちは暇を持て余すと言うが、他にやることは無いのか?
相手にするだけ無駄か。
読書の続きをしよう。
カップル(笑)がなんか叫んでいる。
別に同性愛を否定するつもりは無いが、こうまで見る奴らが馬鹿だと否定派になりそうだ。
別に、誰のことだとは言わんが...。
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