お馬鹿でかっこいい彼【場地圭介】
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そして時間は過ぎ、集会に向かう時間になった。
外に出ると圭介が団地の前にゴキをまわしてくれていた。
『…緊張で胃が痛くなってきた』
「おまえどんだけ緊張してんだよ!怖くなったら俺の後ろに隠れとけ」
そう言って圭介は私を抱っこしてゴキの後ろに乗せてくれた。
『ゴキ乗るの久しぶりだ〜!嬉しい!』
「おー、紗織ゴキ好きだもんな」
『うん!大好き!』
このゴキは昔、壊れて捨てられていたのを圭介と一緒に見つけて、2人で団地まで押して運んできて圭介が地道に一生懸命直したバイク。
だから私にとっても凄く大切で愛着が湧いてる。
「じゃあ出発すんぞ!ちゃんと掴んどけよ!」
『うん!』
そう言って圭介の腰に手を回す。
"ブロロロロ"と大きなエンジン音と共に勢いよく走り出すゴキ。
この圭介と一緒にバイクに乗ってる時間が昔から大好き。
____この幸せな時間がずっと続けばいいのに。