2:幸せな食事
ヒロイン
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それから二人は毎日きちんと食事をした。
ヒロインは買い出しに出かけては美味しそうなものを見つけ、買って帰ってきた。中には変わった味のものもあったが、ヒロインとレノの好みが似ているのか、食べられないものはなかった。
おかげで、任務が始まる頃よりも若干の体重の増加を感じていた。もちろんレノだけでなく、ヒロインも少し太ったような気がする。
「ヒロイン、少し腰回り肉ついたんじゃないか?」
気になっていたことを口にすると、食後のアイスを食べていたヒロインの手が止まった。
「…何でそれ今言うかな」
アイスを食べづらいと、ヒロインが不満げに言った。
「事実だから仕方ないぞ、と」
レノが肩を竦めると、ヒロインは半分残ったアイスをじっと見つめ、レノに差し出してきた。
「捨てるのもったいないから、残りはレノが食べて」
「いらない」
「そう言わずに、ね。ほら、あーん」
ヒロインの勢いに押され、レノは言われるがまま口を開けた。
「じゃあもう一回…」
もう一度ヒロインがアイスをスプーンで掬っている。
「わかった!食えばいいんだろ!」
「わかればよろしい」
レノは渋々アイスを受け取った。
なんだか負けたようで悔しい。
ヒロインは隣でにこにこと笑っている。
どうにか仕返しできないかと考え、いいことを思いついたレノはにやりと笑った。
「オレもヒロインにアイス食べさせてやるぞ、と」
「え、い、いらない!」
ヒロインは顔を真っ赤にして後退った。
「ほら、口開けろよ」
「やだってば!」
スプーンの先についたアイスがヒロインの頬についた。
「いつまでもそんな調子だと、アイス溶けちまうぞ、と」
ヒロインが頬についたアイスを指で拭い、それを舐めた。
少し覗いた真っ赤な舌がとてもいやらしく、レノの目はそこに釘付けになった。
ヒロインに見とれているレノの方にヒロインの顔が迫る。
レノは思わず唾を飲んだ。
「ほら、これでいいでしょ!」
いつの間にかヒロインが差し出していたアイスを食べていた。
「もう、顔洗ってくる」
ヒロインが洗面所に消えても、レノの顔は赤いままだった。
.
ヒロインは買い出しに出かけては美味しそうなものを見つけ、買って帰ってきた。中には変わった味のものもあったが、ヒロインとレノの好みが似ているのか、食べられないものはなかった。
おかげで、任務が始まる頃よりも若干の体重の増加を感じていた。もちろんレノだけでなく、ヒロインも少し太ったような気がする。
「ヒロイン、少し腰回り肉ついたんじゃないか?」
気になっていたことを口にすると、食後のアイスを食べていたヒロインの手が止まった。
「…何でそれ今言うかな」
アイスを食べづらいと、ヒロインが不満げに言った。
「事実だから仕方ないぞ、と」
レノが肩を竦めると、ヒロインは半分残ったアイスをじっと見つめ、レノに差し出してきた。
「捨てるのもったいないから、残りはレノが食べて」
「いらない」
「そう言わずに、ね。ほら、あーん」
ヒロインの勢いに押され、レノは言われるがまま口を開けた。
「じゃあもう一回…」
もう一度ヒロインがアイスをスプーンで掬っている。
「わかった!食えばいいんだろ!」
「わかればよろしい」
レノは渋々アイスを受け取った。
なんだか負けたようで悔しい。
ヒロインは隣でにこにこと笑っている。
どうにか仕返しできないかと考え、いいことを思いついたレノはにやりと笑った。
「オレもヒロインにアイス食べさせてやるぞ、と」
「え、い、いらない!」
ヒロインは顔を真っ赤にして後退った。
「ほら、口開けろよ」
「やだってば!」
スプーンの先についたアイスがヒロインの頬についた。
「いつまでもそんな調子だと、アイス溶けちまうぞ、と」
ヒロインが頬についたアイスを指で拭い、それを舐めた。
少し覗いた真っ赤な舌がとてもいやらしく、レノの目はそこに釘付けになった。
ヒロインに見とれているレノの方にヒロインの顔が迫る。
レノは思わず唾を飲んだ。
「ほら、これでいいでしょ!」
いつの間にかヒロインが差し出していたアイスを食べていた。
「もう、顔洗ってくる」
ヒロインが洗面所に消えても、レノの顔は赤いままだった。
.