1-8:Flowers
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「エアリスって言うの。私、ヒロイン。よろしくね」
ザックスが二人とも友達だと少女――エアリスに説明すると、エアリスは警戒を解いて人懐っこい笑顔を向けてきた。
レノには相変わらず冷たかったが。
ヒロインがエアリスと仲良く話しているのを肩越しに見遣り、レノとザックスは二人から少し離れた所にあったベンチに座った。
「まさかデートの相手が古代種だとはな…」
レノは呆れたようにザックスに視線を向けた。
「会社は関係ない。お前だってヒロインちゃんと会社天秤に掛けたら、ヒロインちゃん取るだろ」
にかっと笑って言い切ったザックスが男らしく見え、レノは何だか悔しくなってにやにやと笑って誤魔化した。
「ヒロインとはそういう仲じゃないからわからないぞ、と」
「はっ、レノ様は素直じゃないねぇ」
あっさり嘘がばれ、小馬鹿にしたように笑うザックスにむっとし、レノは目を細めた。
「バカ!そうムキになるなって…あ、そういやお前、何か話あるんだろ?」
ザックスに言われ、レノは電話で聞こうとしていたことを思い出す。
スーツからタバコを取り出して口にくわえた。
「あぁ…新人ソルジャー、あいつまだソルジャーやってんのか?」
新人ソルジャーの名前を口にした途端、レノは自然と真剣な顔になった。
「新人ソルジャーな、あいつなら辞めたらしいぜ。昨日急にな」
もったいないよな、とあっけらかんと話していたザックスも、レノの様子から唯事ではないことを感じ取り、表情を険しくした。
「何かあったのか?」
「ヒロインは言わなかったんだけどな…」
そう前置きして、タバコを消して話し出した。
一昨日の飲み屋での一件、昨日ヒロインの身に起こったことを掻い摘んで話し、それに新人ソルジャーが関係しているかもしれないとレノは語った。
「なるほどね。そりゃ相当ヤバそうだな」
「あぁ…」
レノは眉根を寄せて、花畑でエアリスと話をしているヒロインを見た。
.
ザックスが二人とも友達だと少女――エアリスに説明すると、エアリスは警戒を解いて人懐っこい笑顔を向けてきた。
レノには相変わらず冷たかったが。
ヒロインがエアリスと仲良く話しているのを肩越しに見遣り、レノとザックスは二人から少し離れた所にあったベンチに座った。
「まさかデートの相手が古代種だとはな…」
レノは呆れたようにザックスに視線を向けた。
「会社は関係ない。お前だってヒロインちゃんと会社天秤に掛けたら、ヒロインちゃん取るだろ」
にかっと笑って言い切ったザックスが男らしく見え、レノは何だか悔しくなってにやにやと笑って誤魔化した。
「ヒロインとはそういう仲じゃないからわからないぞ、と」
「はっ、レノ様は素直じゃないねぇ」
あっさり嘘がばれ、小馬鹿にしたように笑うザックスにむっとし、レノは目を細めた。
「バカ!そうムキになるなって…あ、そういやお前、何か話あるんだろ?」
ザックスに言われ、レノは電話で聞こうとしていたことを思い出す。
スーツからタバコを取り出して口にくわえた。
「あぁ…新人ソルジャー、あいつまだソルジャーやってんのか?」
新人ソルジャーの名前を口にした途端、レノは自然と真剣な顔になった。
「新人ソルジャーな、あいつなら辞めたらしいぜ。昨日急にな」
もったいないよな、とあっけらかんと話していたザックスも、レノの様子から唯事ではないことを感じ取り、表情を険しくした。
「何かあったのか?」
「ヒロインは言わなかったんだけどな…」
そう前置きして、タバコを消して話し出した。
一昨日の飲み屋での一件、昨日ヒロインの身に起こったことを掻い摘んで話し、それに新人ソルジャーが関係しているかもしれないとレノは語った。
「なるほどね。そりゃ相当ヤバそうだな」
「あぁ…」
レノは眉根を寄せて、花畑でエアリスと話をしているヒロインを見た。
.