1-1:Deep Blue
ヒロイン
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「死にたくなかったらどきなさい」
ヒロインは正面にいる男を冷たい目で睨む。
「お姉ちゃんこそ、痛い目に遭いたくないだろ?」
男たちは鼻で笑ったが、ヒロインは笑わなかった。
ヒロインはおもむろにホルスターから銃を抜くと、正面にいる男の額にそれを突き付けた。
男は一瞬驚いたようだったが、すぐにヒロインをバカにしたように笑った。
しかしヒロインがそれに動じるはずもなく、男の目を見て、落ち着いた口調で言った。
「死ぬか?」
にぃっと口元に笑みをたたえる。
明らかに先刻と違う空気に、男たちは恐れをなし、尻尾を巻いて逃げていった。
「バカね…」
男たちが逃げていった方を見ながら、ヒロインは銃をしまった。
ひゅーっ。
突然背後から聞こえた口笛に眉をひそめ、振り返る。
そこには。
あの赤毛の男が立っていた。
「よぉ、なかなかやるな、と」
「あなた…!」
さっきステーション前でディスクを渡したタークスの男――レノだった。
「ディスク、受け取ったぞ。あとは、お前を保護して任務完了だ」
「タークスが?」
ヒロインは目を丸くした。
「ん?俺たちのこと知ってんのか?」
「えぇ、ちょっとね。さ、行きましょ」
ヒロインはお茶を濁して、さっさと歩きだした。
「俺はレノ。お前は?」
「私はヒロイン。よろしく、レノ」
To be continued...
2005/06/23
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ヒロインは正面にいる男を冷たい目で睨む。
「お姉ちゃんこそ、痛い目に遭いたくないだろ?」
男たちは鼻で笑ったが、ヒロインは笑わなかった。
ヒロインはおもむろにホルスターから銃を抜くと、正面にいる男の額にそれを突き付けた。
男は一瞬驚いたようだったが、すぐにヒロインをバカにしたように笑った。
しかしヒロインがそれに動じるはずもなく、男の目を見て、落ち着いた口調で言った。
「死ぬか?」
にぃっと口元に笑みをたたえる。
明らかに先刻と違う空気に、男たちは恐れをなし、尻尾を巻いて逃げていった。
「バカね…」
男たちが逃げていった方を見ながら、ヒロインは銃をしまった。
ひゅーっ。
突然背後から聞こえた口笛に眉をひそめ、振り返る。
そこには。
あの赤毛の男が立っていた。
「よぉ、なかなかやるな、と」
「あなた…!」
さっきステーション前でディスクを渡したタークスの男――レノだった。
「ディスク、受け取ったぞ。あとは、お前を保護して任務完了だ」
「タークスが?」
ヒロインは目を丸くした。
「ん?俺たちのこと知ってんのか?」
「えぇ、ちょっとね。さ、行きましょ」
ヒロインはお茶を濁して、さっさと歩きだした。
「俺はレノ。お前は?」
「私はヒロイン。よろしく、レノ」
To be continued...
2005/06/23
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