1-6:First
ヒロイン
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エレベーターで地下駐輪場まで下りると、そこにヒロインを待たせてバイクを取りに向かった。
割と大型の黒いバイクは、他に並んでいるものと比べるとかなり目立つ。
それを軽々とバックで出すと、キーを差し込みエンジンを掛けた。
爆音と共にエンジンが始動する。
レノはバイクに跨がると、額のゴーグルをしっかりと着けた。
そして、クラッチを握りギアを落とすと、一気にクラッチを繋いで発進させた。
ヒロインを待たせている所までバイクを回すと、ヒロインが目を輝かせて近寄ってきた。
「へぇ、いいバイクね。かなり改造してるし」
興味津々でバイクを隅から隅まで細かく見て回っているヒロインにレノは苦笑する。
「何だ、バイク好きなのか?」
「うん、昔乗ってたの。結構上手かったのよ、私」
得意げな表情で語るヒロインに、レノは思いついて自分のゴーグルをヒロインに渡した。
きょとんとしているヒロインにレノは笑う。
「ヒロインのお手並み拝見だな」
レノはサイドスタンドを立て、ヒロインに運転を譲った。
「え、いいの!?ありがとう、レノ!」
手を叩いて喜び、レノのゴーグルを着けたヒロインがバイクに跨がる。
「よっ」
気合いを入れてバイクを起こしたヒロインが振り返った。
「ほら、乗って」
ぽんぽんとヒロインが自分の後ろを叩く。
楽しそうなヒロインを見て微笑んでいたレノは言われるまま後ろに乗った。
「似合ってるぞ、それ」
レノは自分の目元を指した。
「ありがと!…じゃ、ちゃんと掴まっててね」
一度にこっと笑ったヒロインの顔つきが変わった。
ゴーグルの中のヒロインの目がギラリと光る。
「ふふっ…久しぶり!」
好戦的な瞳をして、舌なめずりをしたヒロインを見たとき、レノは嫌な予感がした。
「さ、行くわよ!」
ブゥーン!とアクセルを一度蒸かし、ヒロインはバイクを発進させた。
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割と大型の黒いバイクは、他に並んでいるものと比べるとかなり目立つ。
それを軽々とバックで出すと、キーを差し込みエンジンを掛けた。
爆音と共にエンジンが始動する。
レノはバイクに跨がると、額のゴーグルをしっかりと着けた。
そして、クラッチを握りギアを落とすと、一気にクラッチを繋いで発進させた。
ヒロインを待たせている所までバイクを回すと、ヒロインが目を輝かせて近寄ってきた。
「へぇ、いいバイクね。かなり改造してるし」
興味津々でバイクを隅から隅まで細かく見て回っているヒロインにレノは苦笑する。
「何だ、バイク好きなのか?」
「うん、昔乗ってたの。結構上手かったのよ、私」
得意げな表情で語るヒロインに、レノは思いついて自分のゴーグルをヒロインに渡した。
きょとんとしているヒロインにレノは笑う。
「ヒロインのお手並み拝見だな」
レノはサイドスタンドを立て、ヒロインに運転を譲った。
「え、いいの!?ありがとう、レノ!」
手を叩いて喜び、レノのゴーグルを着けたヒロインがバイクに跨がる。
「よっ」
気合いを入れてバイクを起こしたヒロインが振り返った。
「ほら、乗って」
ぽんぽんとヒロインが自分の後ろを叩く。
楽しそうなヒロインを見て微笑んでいたレノは言われるまま後ろに乗った。
「似合ってるぞ、それ」
レノは自分の目元を指した。
「ありがと!…じゃ、ちゃんと掴まっててね」
一度にこっと笑ったヒロインの顔つきが変わった。
ゴーグルの中のヒロインの目がギラリと光る。
「ふふっ…久しぶり!」
好戦的な瞳をして、舌なめずりをしたヒロインを見たとき、レノは嫌な予感がした。
「さ、行くわよ!」
ブゥーン!とアクセルを一度蒸かし、ヒロインはバイクを発進させた。
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