1-5:Nightmare
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「ありがとう…ずっと、呼んでくれてたよね」
今にも掻き消えそうな声でヒロインが言った。
明らかに弱っているヒロインにレノの胸が苦しくなる。
「レノが、呼んでくれたから…私、戻ってこれた…‥私…‥」
さらに言葉を紡ごうとするヒロインの口をキスで塞ぐ。
ヒロインが驚いて目を瞬いた。
「今日はここにいてやるから、もう寝ろ」
ヒロインは何が起こったのか理解し、顔を真っ赤にして布団で口を隠した。
ヒロインのあまりに素直な反応にレノはククッと笑いを噛み殺す。
そしてヒロインの手を離し、布団に入れてやると、子供を寝かせるときのように、ぽんぽんとリズミカルに布団を叩いた。
「2回目、ね」
ヒロインがぽつりと言った。
「ん?」
叩いていた手を止め、レノはヒロインを見た。
レノと目が合ったヒロインは目元まで布団を引っ張り上げ、わずかに視線を逸らす。
レノはヒロインが続きを口にするまで待つことにした。
そして、しばらくの沈黙の後、ヒロインは口をもごもごさせた。
「……キス」
それだけ言うと、ヒロインは布団を頭まで被ってしまった。
しかしこれにはレノの方が面食らった。
(お、起きてたのか!?)
昨日は寝ていると思い、思わずしてしまったが、まさか起きているとは。
そんなことは夢にも思っていなかったレノは頭を抱えた。
「ありがとう…レノ」
照れ隠しかレノに背を向けてヒロインが言った。
それが何に対する『ありがとう』かはわからなかったが、二人の距離が縮まった気がしてレノはヒロインを優しい目で見つめた。
「今日は一緒にい、て…」
「あぁ」
穏やかな寝息をたて始めたヒロインの唇に、レノは昨日のように優しいキスを落とした。
「おやすみ、ヒロイン」
To be continued...
2005/11/12
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今にも掻き消えそうな声でヒロインが言った。
明らかに弱っているヒロインにレノの胸が苦しくなる。
「レノが、呼んでくれたから…私、戻ってこれた…‥私…‥」
さらに言葉を紡ごうとするヒロインの口をキスで塞ぐ。
ヒロインが驚いて目を瞬いた。
「今日はここにいてやるから、もう寝ろ」
ヒロインは何が起こったのか理解し、顔を真っ赤にして布団で口を隠した。
ヒロインのあまりに素直な反応にレノはククッと笑いを噛み殺す。
そしてヒロインの手を離し、布団に入れてやると、子供を寝かせるときのように、ぽんぽんとリズミカルに布団を叩いた。
「2回目、ね」
ヒロインがぽつりと言った。
「ん?」
叩いていた手を止め、レノはヒロインを見た。
レノと目が合ったヒロインは目元まで布団を引っ張り上げ、わずかに視線を逸らす。
レノはヒロインが続きを口にするまで待つことにした。
そして、しばらくの沈黙の後、ヒロインは口をもごもごさせた。
「……キス」
それだけ言うと、ヒロインは布団を頭まで被ってしまった。
しかしこれにはレノの方が面食らった。
(お、起きてたのか!?)
昨日は寝ていると思い、思わずしてしまったが、まさか起きているとは。
そんなことは夢にも思っていなかったレノは頭を抱えた。
「ありがとう…レノ」
照れ隠しかレノに背を向けてヒロインが言った。
それが何に対する『ありがとう』かはわからなかったが、二人の距離が縮まった気がしてレノはヒロインを優しい目で見つめた。
「今日は一緒にい、て…」
「あぁ」
穏やかな寝息をたて始めたヒロインの唇に、レノは昨日のように優しいキスを落とした。
「おやすみ、ヒロイン」
To be continued...
2005/11/12
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