1-4:Jenova
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トイレから出てきたヒロインは、そこでばったりと新人ソルジャーに会った。
「あれ、どうしたの?」
ヒロインが首を傾げると、新人ソルジャーが少し困った顔で自分達の席を指差した。
「何か揉めてるみたいだから、戻りにくくてさ」
視線を指差す方へ向けると、何やら派手な出で立ちの女性とレノが口論しているようだった。
とは言っても、女性がエキサイトしているだけで、レノは相変わらず飄々とした態度を崩していない。
(女癖悪いって、ザックスが言ってたし…)
ここで自分が出ていくと、事態に収集がつかなくなるのは目に見えている。
「何か戻りにくい雰囲気だし、向こうが終わるまで待とっか」
ヒロインは溜息混じりに言った。
「…ヒロイン、昔のこと覚えてる?」
レノたちの様子を伺っていたヒロインは、突然新人ソルジャーが何を言い出すのかと、怪訝そうに眉をひそめた。
「どうして、そんなこと聞くの?」
妙な胸騒ぎを覚え、ヒロインは一歩新人ソルジャーから離れた。
「白の研究所、地下室、たくさんのサンプル、培養装置…」
がくがくと自分の身体が震えているの知り、ヒロインは自分の身体を抱き締めるようにするが、一向に震えが止まらない。
それどころか、列挙されるものが閃光となって頭を過り、さらにひどくなる。
(研究所も培養装置も知らないのに…何で…)
得体の知れない恐怖を感じ、ヒロインはさらに新人ソルジャーから離れようとしたが、腕を捕まれ引き寄せられた。
すっぽりと新人ソルジャーの腕の中に納まってしまったヒロインは、きつく抱き締められ身動きがとれなくなる。
周りからはカップルがいちゃついているようにしか見えないだろう。
新人ソルジャーが挙げるものをずっと知らないと言っていたヒロインに、新人ソルジャーが口の端をわずかに上げて笑い言った。
「じゃあ…ジェノバは?」
.
「あれ、どうしたの?」
ヒロインが首を傾げると、新人ソルジャーが少し困った顔で自分達の席を指差した。
「何か揉めてるみたいだから、戻りにくくてさ」
視線を指差す方へ向けると、何やら派手な出で立ちの女性とレノが口論しているようだった。
とは言っても、女性がエキサイトしているだけで、レノは相変わらず飄々とした態度を崩していない。
(女癖悪いって、ザックスが言ってたし…)
ここで自分が出ていくと、事態に収集がつかなくなるのは目に見えている。
「何か戻りにくい雰囲気だし、向こうが終わるまで待とっか」
ヒロインは溜息混じりに言った。
「…ヒロイン、昔のこと覚えてる?」
レノたちの様子を伺っていたヒロインは、突然新人ソルジャーが何を言い出すのかと、怪訝そうに眉をひそめた。
「どうして、そんなこと聞くの?」
妙な胸騒ぎを覚え、ヒロインは一歩新人ソルジャーから離れた。
「白の研究所、地下室、たくさんのサンプル、培養装置…」
がくがくと自分の身体が震えているの知り、ヒロインは自分の身体を抱き締めるようにするが、一向に震えが止まらない。
それどころか、列挙されるものが閃光となって頭を過り、さらにひどくなる。
(研究所も培養装置も知らないのに…何で…)
得体の知れない恐怖を感じ、ヒロインはさらに新人ソルジャーから離れようとしたが、腕を捕まれ引き寄せられた。
すっぽりと新人ソルジャーの腕の中に納まってしまったヒロインは、きつく抱き締められ身動きがとれなくなる。
周りからはカップルがいちゃついているようにしか見えないだろう。
新人ソルジャーが挙げるものをずっと知らないと言っていたヒロインに、新人ソルジャーが口の端をわずかに上げて笑い言った。
「じゃあ…ジェノバは?」
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