2-18:予感
ヒロイン
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途中、イリーナと合流し、一行は古代種の神殿に向かった。
イリーナは、ヒロインが同乗していることに気付くと、顔をしかめた。
しかし、ツォンがいることもあってか、イリーナが不満を口に出すことはなかった。
鬱蒼と茂る森に守られるように、古代種の神殿はあった。
上空から一見しただけでははっきりと分からなかったが、よく目を凝らして見ると、森の一部に人工的な建造物がある。
神殿にはヘリコプターを着陸させられるだけの場所がなかったため、少し離れた場所に着陸させた。
そして、ヒロイン、ツォン、イリーナは、歩いて神殿に向かった。
じめじめと蒸し暑い気候とぬかるむ地面に体力を奪われ、神殿に辿り着く頃には皆、肩で息をしていた。
頬から顎を伝って落ちる汗を手の甲で拭い、ヒロインは眼前の神殿を見上げた。
(ここだ…)
ヘリコプターの中で見えた映像に、今見ている景色が重なった。
「ツォンさん、一体ここに何があるんですか?」
ツォンと並び、ヒロインの前を歩くイリーナが首を傾げた。
「私もよく知らないが…古代種に関わりのある遺跡らしい」
『古代種』という言葉に、ヒロインはぴくっと反応した。
「まさか、約束の地…?」
セフィロスの狙うものが、ここにあるのだろうか。
しかしツォンは、首を振った。
「さぁな。答えはどうであれ、我々は一つずつ確かめるだけだ」
そう言うと、ツォンは神殿の中に入っていった。
イリーナもツォンに続いた。
神殿の外に一人残ったヒロインは、足を止めて神殿を仰ぎ見た。
(セフィロスは、約束の地を見つけて、どうするつもりだろう…)
神羅は、約束の地を魔晄が潤沢な地だと考え、魔晄エネルギーを確保するために動いている。
しかし、セフィロスの目的がいまいち見えてこない。
ふと浮かんだ疑問に首を傾げながらも、ヒロインは深く考えることはせずに、ツォンの後を追った。
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イリーナは、ヒロインが同乗していることに気付くと、顔をしかめた。
しかし、ツォンがいることもあってか、イリーナが不満を口に出すことはなかった。
鬱蒼と茂る森に守られるように、古代種の神殿はあった。
上空から一見しただけでははっきりと分からなかったが、よく目を凝らして見ると、森の一部に人工的な建造物がある。
神殿にはヘリコプターを着陸させられるだけの場所がなかったため、少し離れた場所に着陸させた。
そして、ヒロイン、ツォン、イリーナは、歩いて神殿に向かった。
じめじめと蒸し暑い気候とぬかるむ地面に体力を奪われ、神殿に辿り着く頃には皆、肩で息をしていた。
頬から顎を伝って落ちる汗を手の甲で拭い、ヒロインは眼前の神殿を見上げた。
(ここだ…)
ヘリコプターの中で見えた映像に、今見ている景色が重なった。
「ツォンさん、一体ここに何があるんですか?」
ツォンと並び、ヒロインの前を歩くイリーナが首を傾げた。
「私もよく知らないが…古代種に関わりのある遺跡らしい」
『古代種』という言葉に、ヒロインはぴくっと反応した。
「まさか、約束の地…?」
セフィロスの狙うものが、ここにあるのだろうか。
しかしツォンは、首を振った。
「さぁな。答えはどうであれ、我々は一つずつ確かめるだけだ」
そう言うと、ツォンは神殿の中に入っていった。
イリーナもツォンに続いた。
神殿の外に一人残ったヒロインは、足を止めて神殿を仰ぎ見た。
(セフィロスは、約束の地を見つけて、どうするつもりだろう…)
神羅は、約束の地を魔晄が潤沢な地だと考え、魔晄エネルギーを確保するために動いている。
しかし、セフィロスの目的がいまいち見えてこない。
ふと浮かんだ疑問に首を傾げながらも、ヒロインは深く考えることはせずに、ツォンの後を追った。
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