2-17:約束
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ウータイでの事件後、マテリアを取り戻し、再度ユフィを仲間に入れた一行は、ゴールドソーサーに向かった。
古代種の神殿に入るための『キー・ストーン』というアイテムを、園長のディオが持っているとの情報を入手したためだった。
ゴールドソーサーにいい思い出のないヒロインは憂鬱だったが、顔には出さなかった。
そんなヒロインとは対照的に、皆は目的地がゴールドソーサーであることを知り、浮かれていた。
クラウドは遊びではないと言ったが、それは軽く受け流され、クラウドとヒロインは溜息をついた。
「さ、遊ぶぞ!」
そう言うが早いか、ユフィはレッド13とワンダースクエアに続くスロープに飛び込んでいった。
「勝手な行動は――ったく…俺がディオに会ってくる。しばらく別行動にしよう」
クラウドが渋々『遊び』の許可を出すと、皆は嬉々として自分の好きなエリアのスロープに飛び込んだ。
残ったのは、クラウドとヒロインだけになった。
「ヒロインは、行かないのか?」
「私は――」
ヒロインは各スクエアへのスロープに視線を向けたが、特に心惹かれるものはなかった。
初めて来たときは、あんなにわくわくしていたのに。
今では、忘れたい記憶しか甦らない。
「クラウドと、一緒に行くわ」
「わかった。まずは、バトルスクエアに行ってみよう」
先にスロープに飛び込んだクラウドを追って、ヒロインもスロープに入った。
幸いディオはすぐに見つかった。
そして事情を説明すると、バトルへの参加を条件に、キー・ストーンを借りられることになった。
「さぁ、少年!素晴らしいバトルを見せてくれ!」
熱くなるディオとは対照的に、クラウドはいつもと同じクールな態度で肩を竦めた。
「頑張ってね、クラウド!」
「あぁ」
しかし、ヒロインがクラウドに声を掛けると、クラウドの口元が僅かに弛んだ。
当のヒロインは、それに全く気付いていなかったが。
クラウドがバトルフィールドに入ると、戦いのゴングが鳴った。
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古代種の神殿に入るための『キー・ストーン』というアイテムを、園長のディオが持っているとの情報を入手したためだった。
ゴールドソーサーにいい思い出のないヒロインは憂鬱だったが、顔には出さなかった。
そんなヒロインとは対照的に、皆は目的地がゴールドソーサーであることを知り、浮かれていた。
クラウドは遊びではないと言ったが、それは軽く受け流され、クラウドとヒロインは溜息をついた。
「さ、遊ぶぞ!」
そう言うが早いか、ユフィはレッド13とワンダースクエアに続くスロープに飛び込んでいった。
「勝手な行動は――ったく…俺がディオに会ってくる。しばらく別行動にしよう」
クラウドが渋々『遊び』の許可を出すと、皆は嬉々として自分の好きなエリアのスロープに飛び込んだ。
残ったのは、クラウドとヒロインだけになった。
「ヒロインは、行かないのか?」
「私は――」
ヒロインは各スクエアへのスロープに視線を向けたが、特に心惹かれるものはなかった。
初めて来たときは、あんなにわくわくしていたのに。
今では、忘れたい記憶しか甦らない。
「クラウドと、一緒に行くわ」
「わかった。まずは、バトルスクエアに行ってみよう」
先にスロープに飛び込んだクラウドを追って、ヒロインもスロープに入った。
幸いディオはすぐに見つかった。
そして事情を説明すると、バトルへの参加を条件に、キー・ストーンを借りられることになった。
「さぁ、少年!素晴らしいバトルを見せてくれ!」
熱くなるディオとは対照的に、クラウドはいつもと同じクールな態度で肩を竦めた。
「頑張ってね、クラウド!」
「あぁ」
しかし、ヒロインがクラウドに声を掛けると、クラウドの口元が僅かに弛んだ。
当のヒロインは、それに全く気付いていなかったが。
クラウドがバトルフィールドに入ると、戦いのゴングが鳴った。
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