2-16:仲直り
ヒロイン
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レノはヒロインから少し離れ、携帯を取り出した。
掛ける相手は、もちろんルードだ。
「ルード、見つけたぞ、と」
レノはコルネオから目を離さないようにしながら、更にコルネオに近づいた。
『あぁ、俺も見えている』
レノはコルネオを視野に入れつつ、辺りを探った。
目視はできなかったが、近くにはいるのだろう。
「もうすぐ日が暮れる。さっさと片付けるぞ、と」
『…了解』
レノはロッドを抜いた。
「フォロー頼むぞ、相棒」
携帯を上着のポケットに入れたレノは、軽く地を蹴って走りだした。
夕日が作り出した影に身を潜ませながら、レノは足音もなくコルネオたちに近づいた。
「ほひ~、これで手は出せないな」
コルネオが醜悪な面の上に、より醜悪な笑みを浮かべ、右手を振り上げた。
その手には、何かリモコンのようなものが握られている。
「さて…これを押したら…」
「やめろ!」
クラウドが叫んだ。
コルネオの太い指が、スイッチの上に置かれた。
「ちっ!」
レノは物陰から飛び出した。
もう少し様子を観察し、隙をついて、安全にリモコンを奪うつもりだったが、そうも言っていられない。
「「タークス!?」」
クラウドとコルネオの目が丸くなる。
コルネオが怯み、一歩後退った。
レノは突き出したロッドでコルネオの右手首を叩き、リモコンを奪った。
「形勢逆転だな」
レノの言葉が合図だったかのように、突然コルネオの巨体が後ろに引っ張られた。
ずるずると引き摺られたコルネオの足が、ついに空を踏んだ。
「ほ、ほひ~!」
コルネオが悲鳴を上げた。
「いいタイミングだぞ、ルード」
レノはタバコに火を点け、深く煙を吸った。
それらは、時間にしてほんの十数秒。
あまりの手際の良さに、クラウドたちは、ただ呆然とするしかなかった。
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掛ける相手は、もちろんルードだ。
「ルード、見つけたぞ、と」
レノはコルネオから目を離さないようにしながら、更にコルネオに近づいた。
『あぁ、俺も見えている』
レノはコルネオを視野に入れつつ、辺りを探った。
目視はできなかったが、近くにはいるのだろう。
「もうすぐ日が暮れる。さっさと片付けるぞ、と」
『…了解』
レノはロッドを抜いた。
「フォロー頼むぞ、相棒」
携帯を上着のポケットに入れたレノは、軽く地を蹴って走りだした。
夕日が作り出した影に身を潜ませながら、レノは足音もなくコルネオたちに近づいた。
「ほひ~、これで手は出せないな」
コルネオが醜悪な面の上に、より醜悪な笑みを浮かべ、右手を振り上げた。
その手には、何かリモコンのようなものが握られている。
「さて…これを押したら…」
「やめろ!」
クラウドが叫んだ。
コルネオの太い指が、スイッチの上に置かれた。
「ちっ!」
レノは物陰から飛び出した。
もう少し様子を観察し、隙をついて、安全にリモコンを奪うつもりだったが、そうも言っていられない。
「「タークス!?」」
クラウドとコルネオの目が丸くなる。
コルネオが怯み、一歩後退った。
レノは突き出したロッドでコルネオの右手首を叩き、リモコンを奪った。
「形勢逆転だな」
レノの言葉が合図だったかのように、突然コルネオの巨体が後ろに引っ張られた。
ずるずると引き摺られたコルネオの足が、ついに空を踏んだ。
「ほ、ほひ~!」
コルネオが悲鳴を上げた。
「いいタイミングだぞ、ルード」
レノはタバコに火を点け、深く煙を吸った。
それらは、時間にしてほんの十数秒。
あまりの手際の良さに、クラウドたちは、ただ呆然とするしかなかった。
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