2-15:再会
ヒロイン
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ウータイ入りしたヒロインたちは、三組に分かれてユフィを探すことにした。
クラウド・ティファ・エアリス、バレット・レッド13・シドの二組は、疾うに街中に走って行った。
一方ヒロインは、懸命に意識を保ち、ケット・シーとヴィンセントの後ろを歩いていた。
しかし、次第に立っていることすらままならなくなったヒロインは、遂にその場にしゃがみこんだ。
「やっぱり無理してたんですね」
デブモーグリを降りたケット・シーに覗き込まれ、ヒロインは苦笑いを浮かべた。
「…顔に出てた?」
「全く出てへんから、おかしい思ったんです」
ケット・シーが呆れた顔で言った。
「ずっと痛いの我慢しとったんですか?」
ヒロインはゆるゆると首を振った。
「痛くはないの。ちょっと、身体が怠いだけ…」
そう言ってヒロインは誤魔化した。
熱のせいで、疾うに痛みなどマヒしている。
なので、言ったことは、まるきり嘘ではない。
ヴィンセントとケット・シーの二人から訝しむような視線を受けても、ヒロインはそれを受け流した。
今、自分のことで仲間を煩わすわけにはいかない。
ヒロインはゆっくりと立ち上がった。
「さ、出発――」
「あそこに宿があるな。ヒロインは休んでいろ」
強情なヒロインの性格を見抜いてか、ヴィンセントがヒロインの後方を指差し、有無を言わせぬ口調で言った。
その迫力に気圧され、ヒロインは言葉を飲み込んだ。
「そうそう。ユフィさん見つけるぐらい、僕らだけで十分です」
「…わかったわ」
身体が限界に来ていることもあり、ヒロインは素直に応じた。
二人をその場で見送ったヒロインは、ヴィンセントが指差した建物に向かった。
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クラウド・ティファ・エアリス、バレット・レッド13・シドの二組は、疾うに街中に走って行った。
一方ヒロインは、懸命に意識を保ち、ケット・シーとヴィンセントの後ろを歩いていた。
しかし、次第に立っていることすらままならなくなったヒロインは、遂にその場にしゃがみこんだ。
「やっぱり無理してたんですね」
デブモーグリを降りたケット・シーに覗き込まれ、ヒロインは苦笑いを浮かべた。
「…顔に出てた?」
「全く出てへんから、おかしい思ったんです」
ケット・シーが呆れた顔で言った。
「ずっと痛いの我慢しとったんですか?」
ヒロインはゆるゆると首を振った。
「痛くはないの。ちょっと、身体が怠いだけ…」
そう言ってヒロインは誤魔化した。
熱のせいで、疾うに痛みなどマヒしている。
なので、言ったことは、まるきり嘘ではない。
ヴィンセントとケット・シーの二人から訝しむような視線を受けても、ヒロインはそれを受け流した。
今、自分のことで仲間を煩わすわけにはいかない。
ヒロインはゆっくりと立ち上がった。
「さ、出発――」
「あそこに宿があるな。ヒロインは休んでいろ」
強情なヒロインの性格を見抜いてか、ヴィンセントがヒロインの後方を指差し、有無を言わせぬ口調で言った。
その迫力に気圧され、ヒロインは言葉を飲み込んだ。
「そうそう。ユフィさん見つけるぐらい、僕らだけで十分です」
「…わかったわ」
身体が限界に来ていることもあり、ヒロインは素直に応じた。
二人をその場で見送ったヒロインは、ヴィンセントが指差した建物に向かった。
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