2-12:決別
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ヒロインは改めて老人に礼を述べ、外に出た。
一番初めに目に留まったのは、燃え盛る炎だった。
近くを歩いていた少年に問うと、コスモキャンドルと呼ばれる村を守る炎だという。
絶やされることのない炎は、ヒロインの目を引き付けた。
足元に気を配りながら段差を上り、ヒロインはコスモキャンドルに近づいた。
「すごい…!」
炎の力に充てられ、ヒロインは息を呑んだ。
その炎からは何か不思議な力を感じる。
村を守っているというのも、あながち間違ってはいないのかもしれない。
「ヒロイン」
炎に見入っていたヒロインは後ろを振り返った。
「クラウド」
ブーゲンハーゲンのところから戻ってきたのだろう。
皆は自然と炎を囲み、腰を下ろした。
「何かあったのか?」
隣に座ったクラウドに唐突に尋ねられ、ヒロインは首を傾げた。
「どうして?」
「いや…少し雰囲気が違ったからな」
クラウドの口調から察するに、悪い意味ではないらしい。
「話を聞いてもらって、少しすっきりしたからかな」
ヒロインは軽く笑みを浮かべた。
「そうか」
相変わらずのクラウドの返答にヒロインは苦笑する。
そして、クラウドの方を見た。
「また一緒に行ってもいい?私もセフィロスが何をしようとしているか知りたいの」
そう言うと、クラウドが力強く頷いた。
「もちろんだ。ヒロインは俺たちの仲間だろ」
クラウドの言葉には迷いや偽りはない。
周りの仲間も当然だと頷く。
真摯なクラウドの言葉に、ヒロインは心の底から感謝した。
迷惑ばかり掛けているのに、まだ仲間と呼んでくれることが何より嬉しかった。
「ありがとう」
ヒロインは心から笑顔になることができた。
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一番初めに目に留まったのは、燃え盛る炎だった。
近くを歩いていた少年に問うと、コスモキャンドルと呼ばれる村を守る炎だという。
絶やされることのない炎は、ヒロインの目を引き付けた。
足元に気を配りながら段差を上り、ヒロインはコスモキャンドルに近づいた。
「すごい…!」
炎の力に充てられ、ヒロインは息を呑んだ。
その炎からは何か不思議な力を感じる。
村を守っているというのも、あながち間違ってはいないのかもしれない。
「ヒロイン」
炎に見入っていたヒロインは後ろを振り返った。
「クラウド」
ブーゲンハーゲンのところから戻ってきたのだろう。
皆は自然と炎を囲み、腰を下ろした。
「何かあったのか?」
隣に座ったクラウドに唐突に尋ねられ、ヒロインは首を傾げた。
「どうして?」
「いや…少し雰囲気が違ったからな」
クラウドの口調から察するに、悪い意味ではないらしい。
「話を聞いてもらって、少しすっきりしたからかな」
ヒロインは軽く笑みを浮かべた。
「そうか」
相変わらずのクラウドの返答にヒロインは苦笑する。
そして、クラウドの方を見た。
「また一緒に行ってもいい?私もセフィロスが何をしようとしているか知りたいの」
そう言うと、クラウドが力強く頷いた。
「もちろんだ。ヒロインは俺たちの仲間だろ」
クラウドの言葉には迷いや偽りはない。
周りの仲間も当然だと頷く。
真摯なクラウドの言葉に、ヒロインは心の底から感謝した。
迷惑ばかり掛けているのに、まだ仲間と呼んでくれることが何より嬉しかった。
「ありがとう」
ヒロインは心から笑顔になることができた。
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