1-4:Jenova
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「レノ、携帯鳴ってるよ」
肩を揺すられて、レノは目を覚ました。
突然起こされて頭が痛むが、一番に目に飛び込んで来たのがヒロインだったので、レノは少し幸せな気分になる。
ふと、眠りに就く前のことが頭を過った。
吐息が重なり、その後は――
覚えてない。
(キス、したのか?)
ちらっとヒロインの様子を伺ってみたが、変わった様子はない。
聞くのも失礼なので、レノは疑問を頭の奥へと押し籠めた。
まだわずかに痛む頭を押さえ、レノは起き上がる。
顔をしかめながら、ヒロインから携帯を受け取った。
「…もしもし」
あからさまに不機嫌な声で電話に出ると。
『レノ!お前どこにいるんだよ!任務終わって、オフィス寄っても、帰ったとか言われるしよ!』
突然耳元から発せられた爆音に、レノは携帯を耳から離す。
さらに心地の悪い目覚ましに、自然と眉間に皺が寄る。
レノはますます痛む頭を手で押さえながら、静まった携帯を耳元に近付けた。
「…うるさいぞ、と。お陰ですっかり目が覚めちまった」
嫌味ったらしく言ったつもりだが、ザックスには通じていなかったようで。
『お、よかったな!ところで、今日どこ飲みに行く?』
すっかり自分のペースで話しているザックスに何を言っても無駄だと観念し、レノは一度横にいるヒロインに視線を送り、言った。
「いつもの所でいいぞ、と。あ、今日もう一人連れてくからな」
きょとんとしているヒロインに、レノは目と手でヒロインのことだと伝える。
「(私!?)」
驚いたヒロインが自分を指差し小声で言う。
その間もザックスと会話を続けていたレノは一つ頷いた。
「あぁ、そうだぞ、と。なんならお前も誰か連れてこいよ」
.
肩を揺すられて、レノは目を覚ました。
突然起こされて頭が痛むが、一番に目に飛び込んで来たのがヒロインだったので、レノは少し幸せな気分になる。
ふと、眠りに就く前のことが頭を過った。
吐息が重なり、その後は――
覚えてない。
(キス、したのか?)
ちらっとヒロインの様子を伺ってみたが、変わった様子はない。
聞くのも失礼なので、レノは疑問を頭の奥へと押し籠めた。
まだわずかに痛む頭を押さえ、レノは起き上がる。
顔をしかめながら、ヒロインから携帯を受け取った。
「…もしもし」
あからさまに不機嫌な声で電話に出ると。
『レノ!お前どこにいるんだよ!任務終わって、オフィス寄っても、帰ったとか言われるしよ!』
突然耳元から発せられた爆音に、レノは携帯を耳から離す。
さらに心地の悪い目覚ましに、自然と眉間に皺が寄る。
レノはますます痛む頭を手で押さえながら、静まった携帯を耳元に近付けた。
「…うるさいぞ、と。お陰ですっかり目が覚めちまった」
嫌味ったらしく言ったつもりだが、ザックスには通じていなかったようで。
『お、よかったな!ところで、今日どこ飲みに行く?』
すっかり自分のペースで話しているザックスに何を言っても無駄だと観念し、レノは一度横にいるヒロインに視線を送り、言った。
「いつもの所でいいぞ、と。あ、今日もう一人連れてくからな」
きょとんとしているヒロインに、レノは目と手でヒロインのことだと伝える。
「(私!?)」
驚いたヒロインが自分を指差し小声で言う。
その間もザックスと会話を続けていたレノは一つ頷いた。
「あぁ、そうだぞ、と。なんならお前も誰か連れてこいよ」
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