2-9:渇望
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窓から外を眺めていたヒロインの目に、ミッドガル以上にまばゆい光を放つ建造物が飛び込んできた。
夜空に映える煌びやかなネオンと初めて見る花火に、ヒロインの表情も次第に明るくなっていく。
「すごい、何あれ…!」
「あれがゴールドソーサー、世界一の娯楽施設だ」
ヒロインの隣にやって来たレッド13が前足を窓枠に掛けて、ヒロインと同じように外を見た。
「アトラクションや劇場、ホテルもあると聞いている」
またもや初めて見るものに心奪われ、ヒロインは窓に額を擦り付けるようにしてゴールドソーサーの外観を見ていた。
ロープウェイが到着したのはお伽話に出てきそうな場所で、ヒロインの心を弾ませた。
どうやら皆も初めて来たらしく、物珍しそうに辺りを見回している。
「せっかくだし、楽しまなきゃ!バレットも、ね」
エアリスが、バレットの気分を盛り上げようと声を掛けた。
しかし、バレットは不機嫌そうにそっぽを向いたまま。
「…今はそんな気分じゃねぇ。それに俺たちはセフィロスを追ってんだ!それを忘れんな!」
声を荒げたバレットは、そのまま一人でどこかへ行ってしまった。
「…怒らせちゃった」
顔を曇らせたエアリスにティファが声を掛けた。
「大丈夫、いつものバレットみたい。ほら、私たちも中入ろう」
ティファの言葉にヒロインもほっと胸を撫で下ろした。
園内に入場したヒロインは、クラウドの隣で何か言いたげにしているティファを見つけ、そっと耳打ちした。
「(ティファ、クラウドと遊んできたら?)」
途端にティファの顔が耳まで赤くなる。
「ちょっ、ヒロイン…!」
「いいからいいから!」
ヒロインはティファに片目を瞑った。
そして、エアリスとレッド13、ユフィに一緒に園内を回ろうと声を掛け、半ば強引に二人から距離を取らせた。
「え、ティファとクラウドは?」
と、ユフィは不思議そうにしていたが、残る二人は心得た様子でワンダースクエアに続くスロープに入った。
「あの二人はいいの!ほらユフィ、遊びに行こう」
一瞬きょとんとしていたユフィだったが、何かに気付いたのか、二人を見て、にやっと笑った。
「クラウドも隅におけないねぇ」
ませた発言をしたユフィに苦笑し、ヒロインもスロープに入った。
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夜空に映える煌びやかなネオンと初めて見る花火に、ヒロインの表情も次第に明るくなっていく。
「すごい、何あれ…!」
「あれがゴールドソーサー、世界一の娯楽施設だ」
ヒロインの隣にやって来たレッド13が前足を窓枠に掛けて、ヒロインと同じように外を見た。
「アトラクションや劇場、ホテルもあると聞いている」
またもや初めて見るものに心奪われ、ヒロインは窓に額を擦り付けるようにしてゴールドソーサーの外観を見ていた。
ロープウェイが到着したのはお伽話に出てきそうな場所で、ヒロインの心を弾ませた。
どうやら皆も初めて来たらしく、物珍しそうに辺りを見回している。
「せっかくだし、楽しまなきゃ!バレットも、ね」
エアリスが、バレットの気分を盛り上げようと声を掛けた。
しかし、バレットは不機嫌そうにそっぽを向いたまま。
「…今はそんな気分じゃねぇ。それに俺たちはセフィロスを追ってんだ!それを忘れんな!」
声を荒げたバレットは、そのまま一人でどこかへ行ってしまった。
「…怒らせちゃった」
顔を曇らせたエアリスにティファが声を掛けた。
「大丈夫、いつものバレットみたい。ほら、私たちも中入ろう」
ティファの言葉にヒロインもほっと胸を撫で下ろした。
園内に入場したヒロインは、クラウドの隣で何か言いたげにしているティファを見つけ、そっと耳打ちした。
「(ティファ、クラウドと遊んできたら?)」
途端にティファの顔が耳まで赤くなる。
「ちょっ、ヒロイン…!」
「いいからいいから!」
ヒロインはティファに片目を瞑った。
そして、エアリスとレッド13、ユフィに一緒に園内を回ろうと声を掛け、半ば強引に二人から距離を取らせた。
「え、ティファとクラウドは?」
と、ユフィは不思議そうにしていたが、残る二人は心得た様子でワンダースクエアに続くスロープに入った。
「あの二人はいいの!ほらユフィ、遊びに行こう」
一瞬きょとんとしていたユフィだったが、何かに気付いたのか、二人を見て、にやっと笑った。
「クラウドも隅におけないねぇ」
ませた発言をしたユフィに苦笑し、ヒロインもスロープに入った。
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