1-3:Tattoo
ヒロイン
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大量の紙袋をぶら下げ、何とか家に辿り着いたレノは、行儀悪く足で玄関とリビングを仕切るドアを開けた。
「ただいま、と」
ドンと紙袋を一気に床に下ろし、ふぅーっ、と一息吐く。
そして、顔を上げた先には。
惜し気もなく、その細く長い足を晒しているヒロインがいた。
「!!」
言葉にならないぐらい驚いたレノは、視線を逸らすこともできずに硬直した。
物音に気付いてか、振り返ったヒロインの顔が、一瞬表情をなくした。
レノとヒロインの、目が合った。
「あっ…お、おかえり!」
先に我に返ったのはヒロインだった。
何かを隠すかのように、慌ててレノに向き直った。
明らかに動揺しているヒロインを訝しみながらも、レノは何もない振りをして紙袋を一つ差し出した。
「ほら、服。買ってきたぞ、と」
「え?」
紙袋を受け取ったヒロインは、中身を手に取って見る。
そして、驚いたように目を大きく見開いた。
「こんな高価なもの、悪いわ」
困ったようにヒロインがレノを見上げる。
「俺からヒロインへ、タークス入隊のお祝いだぞ、と」
レノは気にするな、と片目を瞑ってみせた。
「ありがとう」
レノの好意をありがたく受け取り、ヒロインはふわりと微笑んだ。
途端に照れ臭くなったレノは、ヒロインから視線を逸らし、ぽりぽりと頭を掻いた。
「ね、またお風呂借りてもいい?汗かいちゃって」
ぱたぱたとシャツの胸元から風を送っているヒロインがまた色っぽく、レノはそっけなく返事をした。
意識して誘っているのか、はたまた無意識か。
無意識なら、尚質が悪いのだが。
ヒロインが風呂場に消えたことで、レノは嘆息する。
どかっとソファに身体を沈めた。
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「ただいま、と」
ドンと紙袋を一気に床に下ろし、ふぅーっ、と一息吐く。
そして、顔を上げた先には。
惜し気もなく、その細く長い足を晒しているヒロインがいた。
「!!」
言葉にならないぐらい驚いたレノは、視線を逸らすこともできずに硬直した。
物音に気付いてか、振り返ったヒロインの顔が、一瞬表情をなくした。
レノとヒロインの、目が合った。
「あっ…お、おかえり!」
先に我に返ったのはヒロインだった。
何かを隠すかのように、慌ててレノに向き直った。
明らかに動揺しているヒロインを訝しみながらも、レノは何もない振りをして紙袋を一つ差し出した。
「ほら、服。買ってきたぞ、と」
「え?」
紙袋を受け取ったヒロインは、中身を手に取って見る。
そして、驚いたように目を大きく見開いた。
「こんな高価なもの、悪いわ」
困ったようにヒロインがレノを見上げる。
「俺からヒロインへ、タークス入隊のお祝いだぞ、と」
レノは気にするな、と片目を瞑ってみせた。
「ありがとう」
レノの好意をありがたく受け取り、ヒロインはふわりと微笑んだ。
途端に照れ臭くなったレノは、ヒロインから視線を逸らし、ぽりぽりと頭を掻いた。
「ね、またお風呂借りてもいい?汗かいちゃって」
ぱたぱたとシャツの胸元から風を送っているヒロインがまた色っぽく、レノはそっけなく返事をした。
意識して誘っているのか、はたまた無意識か。
無意識なら、尚質が悪いのだが。
ヒロインが風呂場に消えたことで、レノは嘆息する。
どかっとソファに身体を沈めた。
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