2-7:提案
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遅れてジュノンに到着したヒロインたちを迎えたのは、見知らぬ少女だった。
背に変わった武器を背負い、身軽な格好をしている。
「お、来たね。あたし、ユフィ。よろしく!」
「よ、よろしく…?」
初対面にも関わらず、物怖じしない少女――ユフィに気圧され、ヒロインはたじろいだ。
一体この子は誰?
3人の頭に?が浮かぶ。
「俺たちのマテリアを狙ってきたところを捕まえたんだ」
3人のところにやって来たクラウドが、溜息混じりにジュノン近郊の森での出来事を説明し始めた。
「なるほど、懐いちゃったわけね」
勝手に後をついてきて、すっかり仲間入りを果たしたユフィに、ヒロインは再度よろしくと挨拶をした。
「ね、ヒロイン。マテリアちょうだい」
突然挨拶代わりのように言ってのけたユフィにヒロインは苦笑する。
「仕方ないなぁ」
無邪気な笑顔で手を出すユフィに負け、ヒロインはバングルに付けていた雷のマテリアをユフィにあげた。
「サンキュ!あ、でもそっちの回復マテリアの方が――」
「ユフィ!」
クラウドに怒鳴られると、ユフィは舌を出して逃げていった。
「ヒロインも、あんまりあいつを甘やかさないでくれ…」
また一つ心労の種が増えたと、頭を抱えるクラウドにヒロインはくすっと笑った。
「ごめんなさい。つい、ね」
いつも同年代か年上と一緒にいることが多かったヒロインにとって、ユフィのような年下の存在は新鮮だった。
しかもあれほど屈託のない笑顔を見せられれば、ついつい甘くなる。
「これから楽しくなりそうね」
「…だといいな」
クラウドが何度目かの溜息を溢した。
その日、ヒロインたちはクラウドたちが助けた女の子の家族の好意に甘え、アンダージュノンで一夜を過ごした。
そして、夜が明けた。
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背に変わった武器を背負い、身軽な格好をしている。
「お、来たね。あたし、ユフィ。よろしく!」
「よ、よろしく…?」
初対面にも関わらず、物怖じしない少女――ユフィに気圧され、ヒロインはたじろいだ。
一体この子は誰?
3人の頭に?が浮かぶ。
「俺たちのマテリアを狙ってきたところを捕まえたんだ」
3人のところにやって来たクラウドが、溜息混じりにジュノン近郊の森での出来事を説明し始めた。
「なるほど、懐いちゃったわけね」
勝手に後をついてきて、すっかり仲間入りを果たしたユフィに、ヒロインは再度よろしくと挨拶をした。
「ね、ヒロイン。マテリアちょうだい」
突然挨拶代わりのように言ってのけたユフィにヒロインは苦笑する。
「仕方ないなぁ」
無邪気な笑顔で手を出すユフィに負け、ヒロインはバングルに付けていた雷のマテリアをユフィにあげた。
「サンキュ!あ、でもそっちの回復マテリアの方が――」
「ユフィ!」
クラウドに怒鳴られると、ユフィは舌を出して逃げていった。
「ヒロインも、あんまりあいつを甘やかさないでくれ…」
また一つ心労の種が増えたと、頭を抱えるクラウドにヒロインはくすっと笑った。
「ごめんなさい。つい、ね」
いつも同年代か年上と一緒にいることが多かったヒロインにとって、ユフィのような年下の存在は新鮮だった。
しかもあれほど屈託のない笑顔を見せられれば、ついつい甘くなる。
「これから楽しくなりそうね」
「…だといいな」
クラウドが何度目かの溜息を溢した。
その日、ヒロインたちはクラウドたちが助けた女の子の家族の好意に甘え、アンダージュノンで一夜を過ごした。
そして、夜が明けた。
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