2-7:提案
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クラウドたちから連絡があり、ヒロインたちはチョコボファームに立ち寄った。
初めて見た黄色い鳥――チョコボに興味を持ったヒロインは相好を崩して、牧場にいるチョコボを柵越しに眺めていた。
「うわぁ…可愛い…」
愛敬のある鳴き声と姿形に見とれていると、ふくらはぎに何かが触れた。
柔らかいそれに気付き、ヒロインは視線を下に向けた。
「クエッ」
そこにいたのは、小さな子チョコボだった。
首を傾げてヒロインを見上げる仕草がなんとも可愛らしい。
ヒロインはしゃがみこんで、そっとチョコボの頭に手を伸ばした。
人に慣れているのか、チョコボは逃げもせずに、ヒロインが身体を撫でてやると気持ち良さそうに目を瞑った。
「ヒロインー!出発するみたい」
遠くから自分の名前を呼ぶエアリスの声を聞き、ヒロインは顔を上げた。
「今行くわ!」
と返事をし、ヒロインはまたチョコボに視線を戻した。
「もう行かなきゃ。またね」
最後に頭を撫でると、チョコボはヒロインの言葉の意味を理解したのか、「クエッ」と一声、ヒロインを送り出すように鳴いた。
この先に広がる湿地帯に住むモンスターを避けて進むには、チョコボが必要らしい。
クラウドが牧場主と交渉し、チョコボを借りることになった。
「よろしくね」
ヒロインは自分にあてがわれたチョコボの頭を撫で、鞍の付いたその背にまたがった。
チョコボのおかげで無事湿地帯を抜けた6人がその先で見たのは、串刺しにされた巨大な蛇のモンスターだった。
絶命したモンスターは、恨めしそうにヒロインたちを睨んでいた。
「セフィロスが…やったのか…」
クラウドの言葉に答える者はいなかった。
誰もがあまりに強大なセフィロスの力に畏怖の念を抱き、その場に凍り付いていた中、ヒロインはゆっくりとモンスターに近づいた。
そして、ヒロインは恐れることなくモンスターに触れた。
そこに残っていたわずかなセフィロスの気を感じ取ったヒロインは、それが洞窟に続いていることに気付いた。
「私たちを導いて何をするつもり…?」
ヒロインは手を離すと、洞窟に足を向けた。
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初めて見た黄色い鳥――チョコボに興味を持ったヒロインは相好を崩して、牧場にいるチョコボを柵越しに眺めていた。
「うわぁ…可愛い…」
愛敬のある鳴き声と姿形に見とれていると、ふくらはぎに何かが触れた。
柔らかいそれに気付き、ヒロインは視線を下に向けた。
「クエッ」
そこにいたのは、小さな子チョコボだった。
首を傾げてヒロインを見上げる仕草がなんとも可愛らしい。
ヒロインはしゃがみこんで、そっとチョコボの頭に手を伸ばした。
人に慣れているのか、チョコボは逃げもせずに、ヒロインが身体を撫でてやると気持ち良さそうに目を瞑った。
「ヒロインー!出発するみたい」
遠くから自分の名前を呼ぶエアリスの声を聞き、ヒロインは顔を上げた。
「今行くわ!」
と返事をし、ヒロインはまたチョコボに視線を戻した。
「もう行かなきゃ。またね」
最後に頭を撫でると、チョコボはヒロインの言葉の意味を理解したのか、「クエッ」と一声、ヒロインを送り出すように鳴いた。
この先に広がる湿地帯に住むモンスターを避けて進むには、チョコボが必要らしい。
クラウドが牧場主と交渉し、チョコボを借りることになった。
「よろしくね」
ヒロインは自分にあてがわれたチョコボの頭を撫で、鞍の付いたその背にまたがった。
チョコボのおかげで無事湿地帯を抜けた6人がその先で見たのは、串刺しにされた巨大な蛇のモンスターだった。
絶命したモンスターは、恨めしそうにヒロインたちを睨んでいた。
「セフィロスが…やったのか…」
クラウドの言葉に答える者はいなかった。
誰もがあまりに強大なセフィロスの力に畏怖の念を抱き、その場に凍り付いていた中、ヒロインはゆっくりとモンスターに近づいた。
そして、ヒロインは恐れることなくモンスターに触れた。
そこに残っていたわずかなセフィロスの気を感じ取ったヒロインは、それが洞窟に続いていることに気付いた。
「私たちを導いて何をするつもり…?」
ヒロインは手を離すと、洞窟に足を向けた。
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