2-3:拘束
ヒロイン
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一瞬にして赤い警報ランプが光り始めた。
「クラウド…」
ティファが心配そうに奥へと目を向けた。
ヒロインはふらつく頭を押さえ、ティファに近づいた。
「ティファ、先に――」
「ヒロイン、ティファ!」
ヒロインがティファに先に逃げるよう促したとき、ちょうどティファの向いていた方からクラウドたちが現れた。
クラウドとバレット、エアリスともう一人――?
ヒロインとティファは目を瞬いた。
「私の名はレッド13だ」
レッド13は気を聞かせて自ら自己紹介したのだろうが、それがますます二人を混乱させる。
「動物が、しゃべった…」
ティファが唖然としてレッド13を見た。
「まぁ私のことはいいだろう。まずは脱出だな」
レッド13がそう言うと、クラウドも頷いた。
「あぁ、行くぞ」
脱出経路を相談する皆の輪から、ヒロインはそっと外れた。
そして、そのまま座り込んだ。
「ヒロイン?」
ヒロインに気付いたクラウドが眉をひそめた。
「ごめん、頭…痛っ」
ヒロインは両手で頭を押さえた。
目の前がチカチカする。
周りの声が遠くなる。
再び意識が離れかかったとき、ふわりと身体が浮いた。
「あんただけ置いていくわけにはいかないからな」
「バレット…?」
バレットの肩に担がれたヒロインは小さな声でお礼を言った。
「元神羅だろうと、7番街を守るために戦ってくれた大事な仲間だからな」
バレットがにやりと笑った。
ヒロインもそれに答えようと、力なく笑った。
「よし、脱出だ」
ヒロインはバレットの厚意に甘え、目を閉じた。
「そこまでだ」
ルード?
「くっ…!」
何が起きて――
「拘束しろ」
下に引く力。
後ろに手を捻り上げられ、その痛みでヒロインは意識を取り戻した。
「っ…」
「ここまでだ」
ルードのその一言で、ヒロインは皆が捕まったことを理解した。
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「クラウド…」
ティファが心配そうに奥へと目を向けた。
ヒロインはふらつく頭を押さえ、ティファに近づいた。
「ティファ、先に――」
「ヒロイン、ティファ!」
ヒロインがティファに先に逃げるよう促したとき、ちょうどティファの向いていた方からクラウドたちが現れた。
クラウドとバレット、エアリスともう一人――?
ヒロインとティファは目を瞬いた。
「私の名はレッド13だ」
レッド13は気を聞かせて自ら自己紹介したのだろうが、それがますます二人を混乱させる。
「動物が、しゃべった…」
ティファが唖然としてレッド13を見た。
「まぁ私のことはいいだろう。まずは脱出だな」
レッド13がそう言うと、クラウドも頷いた。
「あぁ、行くぞ」
脱出経路を相談する皆の輪から、ヒロインはそっと外れた。
そして、そのまま座り込んだ。
「ヒロイン?」
ヒロインに気付いたクラウドが眉をひそめた。
「ごめん、頭…痛っ」
ヒロインは両手で頭を押さえた。
目の前がチカチカする。
周りの声が遠くなる。
再び意識が離れかかったとき、ふわりと身体が浮いた。
「あんただけ置いていくわけにはいかないからな」
「バレット…?」
バレットの肩に担がれたヒロインは小さな声でお礼を言った。
「元神羅だろうと、7番街を守るために戦ってくれた大事な仲間だからな」
バレットがにやりと笑った。
ヒロインもそれに答えようと、力なく笑った。
「よし、脱出だ」
ヒロインはバレットの厚意に甘え、目を閉じた。
「そこまでだ」
ルード?
「くっ…!」
何が起きて――
「拘束しろ」
下に引く力。
後ろに手を捻り上げられ、その痛みでヒロインは意識を取り戻した。
「っ…」
「ここまでだ」
ルードのその一言で、ヒロインは皆が捕まったことを理解した。
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