1-2:Kiss...
ヒロイン
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子供をあやすようにゆっくり、レノはヒロインの背中を叩いてやる。
しばらくして、しゃくり上げていたのが静かになったのに気付き、レノはヒロインの様子を伺った。
いつのまにか、泣き疲れたヒロインは、レノの腕の中で気持ちよさそうに寝息を立てていた。
ゆっくりとヒロインの豊かな胸が上下しているのがわかる。
薄い布一枚しか隔たりがない密着した状態。
レノは思わず生唾をごくりと飲み込んだ。
溜まっていたものを吐き出したせいか、ヒロインの寝顔はとても穏やかだった。
それを見たレノは、愛しげに微笑んだ。
疲れとお酒の力か、ヒロインは深い眠りに落ちていて目を覚ましそうにない。
(全く…初対面の男んちで寝るとは…襲われるぞ)
そう思いながらも、あまりに無防備に安心しきって眠っているヒロインを抱く気にもなれず、レノはヒロインを抱き抱えて寝室のベッドに運んだ。
ベッドにヒロインを下ろし、布団を掛けてやる。
端に腰掛けたレノは、ぐっすり眠るヒロインの頬にそっと口付けた。
「んっ……」
ヒロインが色っぽい声を漏らし、身じろぎした。
一瞬どきっとしたレノだったが、結局目を覚まさないヒロインに、残念なようなほっとしたような複雑な気持ちを抱いた。
「今日はお預けか…」
溜息混じりのレノの声は、ヒロインに届くはずもなく。
「おやすみ」
ヒロインの口に触れるだけのキスをして、レノは寝室を出た。
「レノ……」
レノが寝室を出た後に、ヒロインが頬を赤らめ、唇をゆっくり指でなぞっていたことを、レノは知らない。
To be continued...
2005/08/02
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しばらくして、しゃくり上げていたのが静かになったのに気付き、レノはヒロインの様子を伺った。
いつのまにか、泣き疲れたヒロインは、レノの腕の中で気持ちよさそうに寝息を立てていた。
ゆっくりとヒロインの豊かな胸が上下しているのがわかる。
薄い布一枚しか隔たりがない密着した状態。
レノは思わず生唾をごくりと飲み込んだ。
溜まっていたものを吐き出したせいか、ヒロインの寝顔はとても穏やかだった。
それを見たレノは、愛しげに微笑んだ。
疲れとお酒の力か、ヒロインは深い眠りに落ちていて目を覚ましそうにない。
(全く…初対面の男んちで寝るとは…襲われるぞ)
そう思いながらも、あまりに無防備に安心しきって眠っているヒロインを抱く気にもなれず、レノはヒロインを抱き抱えて寝室のベッドに運んだ。
ベッドにヒロインを下ろし、布団を掛けてやる。
端に腰掛けたレノは、ぐっすり眠るヒロインの頬にそっと口付けた。
「んっ……」
ヒロインが色っぽい声を漏らし、身じろぎした。
一瞬どきっとしたレノだったが、結局目を覚まさないヒロインに、残念なようなほっとしたような複雑な気持ちを抱いた。
「今日はお預けか…」
溜息混じりのレノの声は、ヒロインに届くはずもなく。
「おやすみ」
ヒロインの口に触れるだけのキスをして、レノは寝室を出た。
「レノ……」
レノが寝室を出た後に、ヒロインが頬を赤らめ、唇をゆっくり指でなぞっていたことを、レノは知らない。
To be continued...
2005/08/02
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