2-2:崩壊
ヒロイン
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ベッドルームに招き入れられたヒロインは、最もベッドから遠い位置に立った。
太ったコルネオが横になると、キングサイズのベッドがやたら小さく見える。
「ほひほひ~!そんな所に立っておらずに、ほれ、こっちにこんか」
コルネオが鼻の下を伸ばして手招きした。
ヒロインは覚悟を決め、愛想笑いをしてベッドの端に腰掛けた。
「ほひ~。こうやって近くで見ると、ますます色っぽいのぅ」
興奮してますます鼻息を荒げたコルネオが手をいやらしく動かした。
そして、その図体からは想像できない機敏な動きで、ヒロインにのしかかってきた。
しかし、ヒロインは難なくそれをかわし、澄ました顔で座り直した。
(まったく、男は皆一緒ね)
コルネオの気持ち悪さにも慣れてきたヒロインは落ち着きを取り戻し、いつもやってきたように色目を使った。
「ねぇ、コルネオさん。あなた、神羅に太いパイプを持っていらっしゃるんでしょう?すごいわぁ」
ヒロインは大袈裟に感激して見せ、コルネオのプライドをくすぐった。
案の定コルネオは悦に入った表情で、自慢げに自分がどれだけ神羅から一目置かれているか話し出した。
「神羅の奴らはスラムで何かあるたびに、やってきては仕事を依頼していくのよ。今日も来て、確かアバランチだかのアジトを探れとか――」
(やっぱり神羅が…)
ヒロインは唇を噛んだ。
思っていた通りの展開だけに、ますます不吉な予感が現実のものになりそうな気配がする。
悠長にコルネオと話をしている場合ではないと判断したヒロインは、迷わず太腿に着けていたホルスターから銃を抜いた。
「さぁ、お遊びは終わり」
ヒロインは真顔でコルネオの額に銃口を突き付けた。
そのとき、クラウドたちが部屋に駆け込んできた。
それを横目で確認したヒロインは銃の安全装置を外し、コルネオに迫った。
「神羅は何を企んでるの?」
.
太ったコルネオが横になると、キングサイズのベッドがやたら小さく見える。
「ほひほひ~!そんな所に立っておらずに、ほれ、こっちにこんか」
コルネオが鼻の下を伸ばして手招きした。
ヒロインは覚悟を決め、愛想笑いをしてベッドの端に腰掛けた。
「ほひ~。こうやって近くで見ると、ますます色っぽいのぅ」
興奮してますます鼻息を荒げたコルネオが手をいやらしく動かした。
そして、その図体からは想像できない機敏な動きで、ヒロインにのしかかってきた。
しかし、ヒロインは難なくそれをかわし、澄ました顔で座り直した。
(まったく、男は皆一緒ね)
コルネオの気持ち悪さにも慣れてきたヒロインは落ち着きを取り戻し、いつもやってきたように色目を使った。
「ねぇ、コルネオさん。あなた、神羅に太いパイプを持っていらっしゃるんでしょう?すごいわぁ」
ヒロインは大袈裟に感激して見せ、コルネオのプライドをくすぐった。
案の定コルネオは悦に入った表情で、自慢げに自分がどれだけ神羅から一目置かれているか話し出した。
「神羅の奴らはスラムで何かあるたびに、やってきては仕事を依頼していくのよ。今日も来て、確かアバランチだかのアジトを探れとか――」
(やっぱり神羅が…)
ヒロインは唇を噛んだ。
思っていた通りの展開だけに、ますます不吉な予感が現実のものになりそうな気配がする。
悠長にコルネオと話をしている場合ではないと判断したヒロインは、迷わず太腿に着けていたホルスターから銃を抜いた。
「さぁ、お遊びは終わり」
ヒロインは真顔でコルネオの額に銃口を突き付けた。
そのとき、クラウドたちが部屋に駆け込んできた。
それを横目で確認したヒロインは銃の安全装置を外し、コルネオに迫った。
「神羅は何を企んでるの?」
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