1-2:Kiss...
ヒロイン
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本社ビルを出ると、街はすっかり夜になっていた。
メインストリートのネオンがまばゆく輝いている。
「すっかり遅くなっちまったな。とりあえず何か食いに行くか」
携帯を取出し、レノは時間を確認する。
午後8時。
仕事帰りの人や若者が溢れ返っている。
ご飯を食べに行こうにも、この時間だとどの店も込んでいる。
しかも、ヒロインの格好がまた問題だ。
ジャケットを貸して羽織らせてはいるものの、大きく開いたスリットから見える綺麗な足は隠せない。
この足だけで何人の男を悩殺できるのか。
斯く言うレノも、ヒロインに欲情してしまい、ヴェルドやツォンの言った通りになってしまいそうで、できるだけヒロインを見ないようにしている。
さらに、レノが最初そうだったように、この格好だとヒロインが商売女に間違われ、ややこしいことになる。
(どうすっかな…)
とりあえずメインストリートを歩いてみるものの、どの店も満席。
そして、すれ違う人が皆レノとヒロインを見てくるのも煩わしい。
「あの…やっぱりこの格好、目立つよねι」
じろじろ舐め回すように見られ、ヒロインは居心地の悪さを感じていた。
「まぁ、な」
レノは、見上げてくるヒロインの方をできるだけ見ないようにして答えた。
急な任務のせいで、お預けを食らったレノに、ヒロインは刺激が強すぎる。
「あー、コンビニで適当に飯買って、家で食うか」
あまりに不躾な視線にいらいらしながら、レノは打開策を提案する。
遠慮なしに自分達を見てくる通行人を鋭い目付きで威嚇しながら。
「ん、それ賛成」
不快な思いをしたヒロインにも、願ったりだった。
「じゃあ、決まりだな」
二人は近くにあったコンビニで、ご飯や酒を買い込み、帰路についた。
.
メインストリートのネオンがまばゆく輝いている。
「すっかり遅くなっちまったな。とりあえず何か食いに行くか」
携帯を取出し、レノは時間を確認する。
午後8時。
仕事帰りの人や若者が溢れ返っている。
ご飯を食べに行こうにも、この時間だとどの店も込んでいる。
しかも、ヒロインの格好がまた問題だ。
ジャケットを貸して羽織らせてはいるものの、大きく開いたスリットから見える綺麗な足は隠せない。
この足だけで何人の男を悩殺できるのか。
斯く言うレノも、ヒロインに欲情してしまい、ヴェルドやツォンの言った通りになってしまいそうで、できるだけヒロインを見ないようにしている。
さらに、レノが最初そうだったように、この格好だとヒロインが商売女に間違われ、ややこしいことになる。
(どうすっかな…)
とりあえずメインストリートを歩いてみるものの、どの店も満席。
そして、すれ違う人が皆レノとヒロインを見てくるのも煩わしい。
「あの…やっぱりこの格好、目立つよねι」
じろじろ舐め回すように見られ、ヒロインは居心地の悪さを感じていた。
「まぁ、な」
レノは、見上げてくるヒロインの方をできるだけ見ないようにして答えた。
急な任務のせいで、お預けを食らったレノに、ヒロインは刺激が強すぎる。
「あー、コンビニで適当に飯買って、家で食うか」
あまりに不躾な視線にいらいらしながら、レノは打開策を提案する。
遠慮なしに自分達を見てくる通行人を鋭い目付きで威嚇しながら。
「ん、それ賛成」
不快な思いをしたヒロインにも、願ったりだった。
「じゃあ、決まりだな」
二人は近くにあったコンビニで、ご飯や酒を買い込み、帰路についた。
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