No.1
ヒロイン
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「ヒロイン」
レノが立ち上がろうとした私の手をぐいっと引いた。
バランスを崩した私は、そのままレノの方に倒れこんだ。
「ちょっ、何す」
最後まで言わせてはもらえなかった。
その代わりレノがくれたのは、甘い甘いキス。
「泣くなよ、ヒロイン」
私は、レノに抱き締められながら泣いた。
一度零れた涙はとめどなく流れた。
ぽんぽん、とレノが背中を軽く叩いた。
まるで子供をあやすように。
「ヒロイン」
名前を呼ばれて顔を上げた。
つーっと頬を伝う一筋の涙を、レノがその細く長い指で拭った。
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レノが立ち上がろうとした私の手をぐいっと引いた。
バランスを崩した私は、そのままレノの方に倒れこんだ。
「ちょっ、何す」
最後まで言わせてはもらえなかった。
その代わりレノがくれたのは、甘い甘いキス。
「泣くなよ、ヒロイン」
私は、レノに抱き締められながら泣いた。
一度零れた涙はとめどなく流れた。
ぽんぽん、とレノが背中を軽く叩いた。
まるで子供をあやすように。
「ヒロイン」
名前を呼ばれて顔を上げた。
つーっと頬を伝う一筋の涙を、レノがその細く長い指で拭った。
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