旧拍手小説集
ヒロイン
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タークス愚痴大会@居酒屋
「ほんっっっっとないわ!あのクソオヤジぶっ殺す!」
どん!っと勢いよく机に叩きつけられた大ジョッキからわずかにビールがこぼれた。
よくジョッキが割れなかったな、とレノは強固な作りのジョッキに感心した。
「レノ聞いてる!?あのボケ何て言ったと思う!?」
「その話はさっき聞いたぞ、と」
「その貧素な身体じゃなかったら、ターゲットを誘惑できて手間がかからなかったのに、だって!ひどくない!?セクハラじゃん!!」
レノの言ったことが聞こえなかったのか、目の前の同僚ヒロインは数分前に言ったことを大声で繰り返し、一人で怒っている。
「私だって脱いだらすごいんだから!レノは知ってるでしょ!?」
「知らないぞ、と」
脱いだところなど見たことがないのに、肯定できるはずがない。
レノは横目でヒロインを見た。ヒロインの体型を貧素と言ったハイデッカーの評価は、まぁ間違っていない。出るところが出ていないのだから。
「無駄に出てりゃいいってもんじゃないでしょ!?」
「まぁでも、胸はあるに越したことはないぞ、と」
レノがヒロインの胸に視線を向けて言うと、ヒロインが向かいから身を乗り出してきた。
「あんたの目節穴なの!?ほら、ちゃんとあるでしょ!?」
ジャケットを脱ぎ、シャツのボタンを外したヒロインの胸が目の前に迫る。
「まぁ、ゼロじゃねーけどよ…」
もう少し大きい方が好みだと言いかけて、レノは黙った。言ったら殴られると思ったからだ。
「あーはいはい。男はみんな巨乳好きですよねー。普通サイズなんてお呼びじゃないですよねー」
すっかり拗ねたヒロインは、自分の大ジョッキのビールを一気に飲み干し、その勢いを保ったまま、レノのジョッキを掴んで更に一気に中身を呷った。
「ルード先輩ー、レノがいじめるー!」
ヒロインがまだ到着していないルードに助けを求め始めたが、ルードも巨乳好きということは言わないでおこうとレノは思った。
そして、しばらくレノの悪口を言ったあと、ヒロインは仰向けに倒れて寝息を立て始めた。
「相変わらず酒癖悪ぃな…」
レノは苦笑すると、寝ているときだけは静かなヒロインの頬を摘んだ。
「ま、そういうところも可愛いんだけどな」
.
「ほんっっっっとないわ!あのクソオヤジぶっ殺す!」
どん!っと勢いよく机に叩きつけられた大ジョッキからわずかにビールがこぼれた。
よくジョッキが割れなかったな、とレノは強固な作りのジョッキに感心した。
「レノ聞いてる!?あのボケ何て言ったと思う!?」
「その話はさっき聞いたぞ、と」
「その貧素な身体じゃなかったら、ターゲットを誘惑できて手間がかからなかったのに、だって!ひどくない!?セクハラじゃん!!」
レノの言ったことが聞こえなかったのか、目の前の同僚ヒロインは数分前に言ったことを大声で繰り返し、一人で怒っている。
「私だって脱いだらすごいんだから!レノは知ってるでしょ!?」
「知らないぞ、と」
脱いだところなど見たことがないのに、肯定できるはずがない。
レノは横目でヒロインを見た。ヒロインの体型を貧素と言ったハイデッカーの評価は、まぁ間違っていない。出るところが出ていないのだから。
「無駄に出てりゃいいってもんじゃないでしょ!?」
「まぁでも、胸はあるに越したことはないぞ、と」
レノがヒロインの胸に視線を向けて言うと、ヒロインが向かいから身を乗り出してきた。
「あんたの目節穴なの!?ほら、ちゃんとあるでしょ!?」
ジャケットを脱ぎ、シャツのボタンを外したヒロインの胸が目の前に迫る。
「まぁ、ゼロじゃねーけどよ…」
もう少し大きい方が好みだと言いかけて、レノは黙った。言ったら殴られると思ったからだ。
「あーはいはい。男はみんな巨乳好きですよねー。普通サイズなんてお呼びじゃないですよねー」
すっかり拗ねたヒロインは、自分の大ジョッキのビールを一気に飲み干し、その勢いを保ったまま、レノのジョッキを掴んで更に一気に中身を呷った。
「ルード先輩ー、レノがいじめるー!」
ヒロインがまだ到着していないルードに助けを求め始めたが、ルードも巨乳好きということは言わないでおこうとレノは思った。
そして、しばらくレノの悪口を言ったあと、ヒロインは仰向けに倒れて寝息を立て始めた。
「相変わらず酒癖悪ぃな…」
レノは苦笑すると、寝ているときだけは静かなヒロインの頬を摘んだ。
「ま、そういうところも可愛いんだけどな」
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