旧拍手小説集
ヒロイン
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彼の隣、彼女の隣 3
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※1と2は短篇を御覧ください。
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『昨日は悪かった。仕事が落ち着いたら連絡する』
メッセージアプリに届いた最後のメッセージ。
タイムスタンプはもう1ヶ月前になる。
何度眺めても、それ以上のメッセージはない。
着信も、一度もない。
マンションの通路で出会うこともない。
隣に住んでいるはずなのに、こんなに遠い。
溢れるのは溜息ばかり。
メッセージアプリに、メッセージを入力してみる。
ここ1ヶ月で何度も打ったメッセージ。
そして今日もメッセージを消去する。
きっと迷惑になるから。
私はただのお隣さんで、お礼をする約束も果たしてしまった。
それでおしまい。
そのはずだったのに、今はとても苦しい。
ケーキ、おいしかったですよ。
レノさん…
今度は、いつ会えますか?
.
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※1と2は短篇を御覧ください。
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『昨日は悪かった。仕事が落ち着いたら連絡する』
メッセージアプリに届いた最後のメッセージ。
タイムスタンプはもう1ヶ月前になる。
何度眺めても、それ以上のメッセージはない。
着信も、一度もない。
マンションの通路で出会うこともない。
隣に住んでいるはずなのに、こんなに遠い。
溢れるのは溜息ばかり。
メッセージアプリに、メッセージを入力してみる。
ここ1ヶ月で何度も打ったメッセージ。
そして今日もメッセージを消去する。
きっと迷惑になるから。
私はただのお隣さんで、お礼をする約束も果たしてしまった。
それでおしまい。
そのはずだったのに、今はとても苦しい。
ケーキ、おいしかったですよ。
レノさん…
今度は、いつ会えますか?
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