旧拍手小説集
ヒロイン
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1日遅れのクリスマス
クリスマスだってのに、残業とはツイてない。
それもこれも全部、反神羅組織のせいだ。
オフィスに戻ってみれば、机にはヒロインからの置き手紙。
――先に帰る――
何とも味気ない手紙だ。
クリスマスぐらい色気のある手紙を書いてほしいもんだぞ、と。
仕事を終えて、帰路についたのは深夜0時を回ってから。
クリスマスが終わり、街にも浮かれた空気は一切ない。
あー、寒ぃ…最悪だ。
こんな日は、飯食って酒飲んで、さっさと寝てしまうに限る。
しかし、早足で帰り着いた家は、真っ暗な上に寒かった。
マジかよ…
ヒロイン、いないのか?
「おーい、帰ったぞ、と」
リビングの扉を開けると、ガタッと物音がした。
それと同時にいい匂いも。
「ちょ、レノ。帰ってくる前に電話してよ」
リビングの明かりに照らされ現れたのは、豪華な食事とクリスマスケーキ。
そして、寝起きで不機嫌な顔をしたヒロインだった。
「ご飯の準備、時間掛かるんだから!」
文句を言いながらも、待っていてくれたことが嬉しくて、俺はヒロインを抱き締めずにはいられなかった。
「ありがとな」
「…どういたしまして」
「優しい彼女をくれたサンタに感謝するぞ、と」
「私も、レノが無事帰ってきたことに感謝する」
1日遅れになってしまったけど、2人で今年のクリスマスを祝おう。
Merry X'mas!
.
クリスマスだってのに、残業とはツイてない。
それもこれも全部、反神羅組織のせいだ。
オフィスに戻ってみれば、机にはヒロインからの置き手紙。
――先に帰る――
何とも味気ない手紙だ。
クリスマスぐらい色気のある手紙を書いてほしいもんだぞ、と。
仕事を終えて、帰路についたのは深夜0時を回ってから。
クリスマスが終わり、街にも浮かれた空気は一切ない。
あー、寒ぃ…最悪だ。
こんな日は、飯食って酒飲んで、さっさと寝てしまうに限る。
しかし、早足で帰り着いた家は、真っ暗な上に寒かった。
マジかよ…
ヒロイン、いないのか?
「おーい、帰ったぞ、と」
リビングの扉を開けると、ガタッと物音がした。
それと同時にいい匂いも。
「ちょ、レノ。帰ってくる前に電話してよ」
リビングの明かりに照らされ現れたのは、豪華な食事とクリスマスケーキ。
そして、寝起きで不機嫌な顔をしたヒロインだった。
「ご飯の準備、時間掛かるんだから!」
文句を言いながらも、待っていてくれたことが嬉しくて、俺はヒロインを抱き締めずにはいられなかった。
「ありがとな」
「…どういたしまして」
「優しい彼女をくれたサンタに感謝するぞ、と」
「私も、レノが無事帰ってきたことに感謝する」
1日遅れになってしまったけど、2人で今年のクリスマスを祝おう。
Merry X'mas!
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