仮面の女
ヒロイン
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任務の内容は、パーティー中に社長ルーファウスの暗殺計画があるため、それを阻止しろというもの。
「警備はいつもどおり警備班が行う。お前たちの仕事は暗殺を阻止し、犯人を確保することだ。黒幕を吐かせるまで殺すなよ」
ツォンはことさら力を込めて『殺すな』と、レノに向けて言った。
「了解、と」
犯人は殺すつもりで来ているにも関わらず、こちらは殺せないとは理不尽なことだ、とレノは小さく嘆息した。
殺すよりも、生きたまま捉えるのは難しい。だからこそのタークスへの任務なのだろうが。
「で、会場にはどうやって入るんですか?」
ツォンが取り出したのは、一通の招待状。
てっきり自分が受け取るものだと思ったが、ツォンはそれをヒロインに手渡した。
「神羅カンパニーと取引のある会社の令嬢の身分を用意した。あとは任せる」
「了解です。ドレスは経費でいいですよね?」
「…この前のはどうした?」
「この辺に、どばーっと血がついたので、処分しました」
ヒロインは悪びれる様子もなく笑みを浮かべ、自分のお腹の当たりを撫でるように手を大きく動かした。
それを見たツォンは、眉間にシワを寄せ、大きく溜息をついた。
「今回は汚すなよ」
「はーい」
「レノ、ヒロインのサポートは頼んだぞ。ヒロインの同行者として潜入しろ」
「了解」
レノは横目でヒロインを見た。とても良家の令嬢には見えない。
だが、ツォンはヒロインが良家の令嬢で通用すると思っているらしい。
「さあ、レノ先輩。楽しいお買い物といきましょう」
ヒロインはレノに微笑むと、先にオフィスを出ていった。
(この任務、大丈夫か…?)
レノはわずかばかり不安を抱えながら、ヒロインを追った。
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「警備はいつもどおり警備班が行う。お前たちの仕事は暗殺を阻止し、犯人を確保することだ。黒幕を吐かせるまで殺すなよ」
ツォンはことさら力を込めて『殺すな』と、レノに向けて言った。
「了解、と」
犯人は殺すつもりで来ているにも関わらず、こちらは殺せないとは理不尽なことだ、とレノは小さく嘆息した。
殺すよりも、生きたまま捉えるのは難しい。だからこそのタークスへの任務なのだろうが。
「で、会場にはどうやって入るんですか?」
ツォンが取り出したのは、一通の招待状。
てっきり自分が受け取るものだと思ったが、ツォンはそれをヒロインに手渡した。
「神羅カンパニーと取引のある会社の令嬢の身分を用意した。あとは任せる」
「了解です。ドレスは経費でいいですよね?」
「…この前のはどうした?」
「この辺に、どばーっと血がついたので、処分しました」
ヒロインは悪びれる様子もなく笑みを浮かべ、自分のお腹の当たりを撫でるように手を大きく動かした。
それを見たツォンは、眉間にシワを寄せ、大きく溜息をついた。
「今回は汚すなよ」
「はーい」
「レノ、ヒロインのサポートは頼んだぞ。ヒロインの同行者として潜入しろ」
「了解」
レノは横目でヒロインを見た。とても良家の令嬢には見えない。
だが、ツォンはヒロインが良家の令嬢で通用すると思っているらしい。
「さあ、レノ先輩。楽しいお買い物といきましょう」
ヒロインはレノに微笑むと、先にオフィスを出ていった。
(この任務、大丈夫か…?)
レノはわずかばかり不安を抱えながら、ヒロインを追った。
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