SUMMER TIME
ヒロイン
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普段から残業や徹夜の多いタークスには、専用の仮眠室がある。簡易ベッドよりは上等なベッドとシャワールームもある。唯一難点なのが、男女別ではないということか。
互いに譲り、待つ気力さえない二人は、同時にシャワーを使った。どうせ暗闇で何も見えない。それがヒロインを少しばかり大胆にさせた。逆にレノは、ヒロインがすぐそこでシャワーを使っていると考えると、落ち着かなかった。
「はぁ…すっきり!生き返った~」
先にベッドに潜り込んでいたレノの耳に、ひたひたと足音が届く。どうやら素足で歩いているらしい。足音はどんどん近づき、レノの隣のベッドまできて止まった。
ぱさり。
何かが床に落ちる音。
ごそごそと動く音。
背後で鳴る音一つ一つにレノは過敏に反応した。
ヒロインのことは、『同僚』としか意識していなかった。しかし、分かれてはいたが同時にシャワーを使い、隣で寝ていると考えると、別の意味で意識せずにはいられない。
気を抜くと、むくむくと身体の奥から沸き起こる欲望に負けてしまいそうになる。
(ったく、何意識してんだよ!!)
レノは心の中で呪文のように『意識するな意識するな』と繰り返し唱えていた。
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互いに譲り、待つ気力さえない二人は、同時にシャワーを使った。どうせ暗闇で何も見えない。それがヒロインを少しばかり大胆にさせた。逆にレノは、ヒロインがすぐそこでシャワーを使っていると考えると、落ち着かなかった。
「はぁ…すっきり!生き返った~」
先にベッドに潜り込んでいたレノの耳に、ひたひたと足音が届く。どうやら素足で歩いているらしい。足音はどんどん近づき、レノの隣のベッドまできて止まった。
ぱさり。
何かが床に落ちる音。
ごそごそと動く音。
背後で鳴る音一つ一つにレノは過敏に反応した。
ヒロインのことは、『同僚』としか意識していなかった。しかし、分かれてはいたが同時にシャワーを使い、隣で寝ていると考えると、別の意味で意識せずにはいられない。
気を抜くと、むくむくと身体の奥から沸き起こる欲望に負けてしまいそうになる。
(ったく、何意識してんだよ!!)
レノは心の中で呪文のように『意識するな意識するな』と繰り返し唱えていた。
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