SUMMER TIME
ヒロイン
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神羅カンパニーでサマータイムが始まった初日、ヒロインの機嫌の悪さは既にピークに達していた。
「あー!!マジでふざけんなっての!!」
ヒロインは口汚く会社の上層部を罵った。
同じ任務だったレノもヒロインと同じことを思っていたが、自分の分まで怒り狂うヒロインを見ていると、不思議と怒りはなかった。
二人は今、非常階段から自分たちのオフィスがある神羅ビル上層を目指していた。時間は午後8時。既に他の社員はいない。タークス時間で言えば、通常よりも早い帰還だったが、サマータイム絶賛実施中、しかも初日とあれば、この時間に残っている社員は皆無と言ってよかった。
そのおかげで、冷房は当然停止。ついでにエレベータも全て停止。照明も非常灯を残して消灯。暗闇の中、二人はひたすら階段を登り続けた。
「本当っ…うちらの、こと…全っ然、考えて、ない、よね」
息も絶え絶えながら、ヒロインはひたすら文句を吐き続けていた。その険しい顔には大粒の汗が浮かび、一段一段上がるたびに顎から滴った汗が階段に跡を残す。シャツはレノ以上に胸元が開かれ、汗でぴったりと肌に張り付いていた。ヒロインの後ろを歩くレノは、不謹慎ながらその後姿に欲情したが、ヒロインに油を注ぐのは危険と判断し、自重した。
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「あー!!マジでふざけんなっての!!」
ヒロインは口汚く会社の上層部を罵った。
同じ任務だったレノもヒロインと同じことを思っていたが、自分の分まで怒り狂うヒロインを見ていると、不思議と怒りはなかった。
二人は今、非常階段から自分たちのオフィスがある神羅ビル上層を目指していた。時間は午後8時。既に他の社員はいない。タークス時間で言えば、通常よりも早い帰還だったが、サマータイム絶賛実施中、しかも初日とあれば、この時間に残っている社員は皆無と言ってよかった。
そのおかげで、冷房は当然停止。ついでにエレベータも全て停止。照明も非常灯を残して消灯。暗闇の中、二人はひたすら階段を登り続けた。
「本当っ…うちらの、こと…全っ然、考えて、ない、よね」
息も絶え絶えながら、ヒロインはひたすら文句を吐き続けていた。その険しい顔には大粒の汗が浮かび、一段一段上がるたびに顎から滴った汗が階段に跡を残す。シャツはレノ以上に胸元が開かれ、汗でぴったりと肌に張り付いていた。ヒロインの後ろを歩くレノは、不謹慎ながらその後姿に欲情したが、ヒロインに油を注ぐのは危険と判断し、自重した。
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