SUMMER TIME
ヒロイン
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「何だ?サマータイムって…」
レノは掲示板に張り出された社内通知に首を傾げた。
「あー、うちもやるんだ…」
隣にやってきたヒロインが欠伸を噛み殺しながら言った。眠そうに目を瞬かせている。
それもそのはず。
今は深夜2時を回ったところだ。二人で任務に出て、ようやく戻ってきたのだった。
「で、『サマータイム』って何だよ?」
再度レノが問うと、ヒロインはますます不機嫌な顔になった。
「んー、要は早く来て早く帰れってこと」
「ふーん、なら遊びに行けていいんじゃないのか?」
頭の後ろで手を組んで呑気な口調でレノが言うと、今まで虚ろだったヒロインの目が急にぎらっと光ったかと思うと、鋭く細められた。
「何呑気なこと言ってんの!早く来たところで、早く帰れるわけないじゃん」
労働基準法なんのその。残業は当たり前。休日なんて滅多にない。
そんなタークスが、サマータイムが始まったからと言って、早く帰れるはずがないのだ。むしろ、労働時間が増えるだけ損である。
「あーあ、うちらにが楽になるような制度作ってくれたらいいのにさ」
ヒロインは不貞腐れた顔で文句を言った。
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レノは掲示板に張り出された社内通知に首を傾げた。
「あー、うちもやるんだ…」
隣にやってきたヒロインが欠伸を噛み殺しながら言った。眠そうに目を瞬かせている。
それもそのはず。
今は深夜2時を回ったところだ。二人で任務に出て、ようやく戻ってきたのだった。
「で、『サマータイム』って何だよ?」
再度レノが問うと、ヒロインはますます不機嫌な顔になった。
「んー、要は早く来て早く帰れってこと」
「ふーん、なら遊びに行けていいんじゃないのか?」
頭の後ろで手を組んで呑気な口調でレノが言うと、今まで虚ろだったヒロインの目が急にぎらっと光ったかと思うと、鋭く細められた。
「何呑気なこと言ってんの!早く来たところで、早く帰れるわけないじゃん」
労働基準法なんのその。残業は当たり前。休日なんて滅多にない。
そんなタークスが、サマータイムが始まったからと言って、早く帰れるはずがないのだ。むしろ、労働時間が増えるだけ損である。
「あーあ、うちらにが楽になるような制度作ってくれたらいいのにさ」
ヒロインは不貞腐れた顔で文句を言った。
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