flower
ヒロイン
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ヒロインの勘違いのおかげで思わぬことを聞けた。
すっと気分が軽くなる。
気持ちを伝えるなら、今しかない。
「なぁ、ヒロイン」
「はい」
見上げる俺の視線とヒロインの視線が交わる。
ヒロインは息を呑んで続きを待っている。
しかし、そう構えられると、普段は饒舌な俺の口も上手く動かない。
何か気のきいた言葉を。
いや、考えるのはやめだ。
「俺と付き合ってくれないか」
「あの…私で、いいんですか?」
「あぁ、ヒロインじゃなきゃダメだぞ、と」
途端にヒロインの顔が明るくなる。
その顔は、今まで見た中で最高の笑顔だった。
俺にだけ向けられたもの。
温かくて優しい、それでいて美しい。
「もっと見せてくれよ」
俺のために。
俺のためだけに。
ヒロインが笑顔でいられるように、俺が幸せにするから。
END
2010/05/30
.
すっと気分が軽くなる。
気持ちを伝えるなら、今しかない。
「なぁ、ヒロイン」
「はい」
見上げる俺の視線とヒロインの視線が交わる。
ヒロインは息を呑んで続きを待っている。
しかし、そう構えられると、普段は饒舌な俺の口も上手く動かない。
何か気のきいた言葉を。
いや、考えるのはやめだ。
「俺と付き合ってくれないか」
「あの…私で、いいんですか?」
「あぁ、ヒロインじゃなきゃダメだぞ、と」
途端にヒロインの顔が明るくなる。
その顔は、今まで見た中で最高の笑顔だった。
俺にだけ向けられたもの。
温かくて優しい、それでいて美しい。
「もっと見せてくれよ」
俺のために。
俺のためだけに。
ヒロインが笑顔でいられるように、俺が幸せにするから。
END
2010/05/30
.
5/5ページ