ツンデレ取扱説明書
ヒロイン
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普段は素っ気ないくせに、時折可愛らしい顔を覗かせる。
そのギャップが好きだった。
でも、そこがまた難儀で、どうして惚れてしまったのか、自分でもよくわからない。
いわゆる『ツンデレ』というのに、やられてしまったのかもしれない。
『好きかもしれない』と気付いてから、俺はひたすらヒロインを目で追っていた。
今日のヒロインは『ツン』のモードらしい。
近寄りがたい雰囲気を漂わせながら、澄ました顔で書類仕事をしている。
これが『デレ』に変わることは、今日はなさそうだ。
あーぁ、つまらねぇ。
そうこうしているうちに昼になった。
ヒロインはまだ机に向かっている。
今が昼休みだって、気付いてないんじゃないのか?
「おーい、ヒロイン。昼だぞ、と」
「…ん」
ヒロインが中途半端な返事をした。
顔を上げすらしない。
やれやれ…
俺はヒロインを残し、オフィスを出た。
.
そのギャップが好きだった。
でも、そこがまた難儀で、どうして惚れてしまったのか、自分でもよくわからない。
いわゆる『ツンデレ』というのに、やられてしまったのかもしれない。
『好きかもしれない』と気付いてから、俺はひたすらヒロインを目で追っていた。
今日のヒロインは『ツン』のモードらしい。
近寄りがたい雰囲気を漂わせながら、澄ました顔で書類仕事をしている。
これが『デレ』に変わることは、今日はなさそうだ。
あーぁ、つまらねぇ。
そうこうしているうちに昼になった。
ヒロインはまだ机に向かっている。
今が昼休みだって、気付いてないんじゃないのか?
「おーい、ヒロイン。昼だぞ、と」
「…ん」
ヒロインが中途半端な返事をした。
顔を上げすらしない。
やれやれ…
俺はヒロインを残し、オフィスを出た。
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