It's so Cool!
ヒロイン
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「おーい、着いたぞ、と」
駐車場に車を入れてから、まだ眠っているヒロインを揺すった。
「う…」
かすかに瞼が震えたが、一向に目覚める様子はない。
「はぁ…」
世話のかかる奴。
「起きろ、ヒロイン」
少し強くヒロインの肩を掴んで揺さ振った。
「んっ…」
突然ヒロインの口から発せられた色気のある声に、俺の脈拍が上がる。
これで起きないなら――
俺はヒロインにキスをした。
始めは軽く。
そして、薄く開いたヒロインの口に舌を入れた。
少しピリッとしたスパイスの味がする。
「んふっ…ぁ」
情事の前にするキスと同じ声がヒロインから上がる。
そんなふうに鳴かれたら――
俺はいつもしているように、ヒロインのシャツの中に手を滑り込ませた。
「ぅんっ」
腰の辺りに手を這わすと、ヒロインが身動ぎした。
ヤバイ。
止まらねぇ。
寝てる間になんて気が引けるが、高ぶった欲情を押さえきれない。
俺の手は更に上を目指す。
もうすぐ胸に手が掛かるというところで、ヒロインの目がぱちっと開いた。
「レノ!?」
大きく見開かれたヒロインの目は、すぐに鋭くなった。
「…何してるの?」
「何って…前戯?」
さも当たり前のように言うと、ヒロインがすーっと目を細めた。
「今日はエッチなし!」
「ここまで来てそれはないだろ」
「レノが勝手に始めたことじゃない」
「じゃあコレ、どうしたらいいんだよ…」
すでにその態勢に入った俺の身体。
ちらっと目を遣ったヒロインが殊更冷たく行った。
「知らない」
そう言うと、ヒロインは俺を押し退けて、車から降りた。
ヒロインに突き放されて打ち拉がれる俺に、ヒロインが振り返った。
「…私をその気にさせられたら、シてあげる」
と、ヒロインが赤い顔をして言った。
素直じゃない奴。
「お安い御用だぞ、と」
普段はドSに見えて、実はヒロインがベッドの上じゃMだってのは、俺だけが知ってる秘密。
END
2007/11/11
.
駐車場に車を入れてから、まだ眠っているヒロインを揺すった。
「う…」
かすかに瞼が震えたが、一向に目覚める様子はない。
「はぁ…」
世話のかかる奴。
「起きろ、ヒロイン」
少し強くヒロインの肩を掴んで揺さ振った。
「んっ…」
突然ヒロインの口から発せられた色気のある声に、俺の脈拍が上がる。
これで起きないなら――
俺はヒロインにキスをした。
始めは軽く。
そして、薄く開いたヒロインの口に舌を入れた。
少しピリッとしたスパイスの味がする。
「んふっ…ぁ」
情事の前にするキスと同じ声がヒロインから上がる。
そんなふうに鳴かれたら――
俺はいつもしているように、ヒロインのシャツの中に手を滑り込ませた。
「ぅんっ」
腰の辺りに手を這わすと、ヒロインが身動ぎした。
ヤバイ。
止まらねぇ。
寝てる間になんて気が引けるが、高ぶった欲情を押さえきれない。
俺の手は更に上を目指す。
もうすぐ胸に手が掛かるというところで、ヒロインの目がぱちっと開いた。
「レノ!?」
大きく見開かれたヒロインの目は、すぐに鋭くなった。
「…何してるの?」
「何って…前戯?」
さも当たり前のように言うと、ヒロインがすーっと目を細めた。
「今日はエッチなし!」
「ここまで来てそれはないだろ」
「レノが勝手に始めたことじゃない」
「じゃあコレ、どうしたらいいんだよ…」
すでにその態勢に入った俺の身体。
ちらっと目を遣ったヒロインが殊更冷たく行った。
「知らない」
そう言うと、ヒロインは俺を押し退けて、車から降りた。
ヒロインに突き放されて打ち拉がれる俺に、ヒロインが振り返った。
「…私をその気にさせられたら、シてあげる」
と、ヒロインが赤い顔をして言った。
素直じゃない奴。
「お安い御用だぞ、と」
普段はドSに見えて、実はヒロインがベッドの上じゃMだってのは、俺だけが知ってる秘密。
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