It's so Cool!
ヒロイン
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俺の彼女は、よく言えばクール。
動じず慌てず、一歩下がって客観的に物事を見ている。
腕を胸の前で組んで立つその姿は、凛として格好いい。
神羅カンパニー・命令されたい上司堂々のNo1…らしい。
ちなみに、ヒールで踏まれて罵られたい女・第一位でもある。
世間ではヒロインがSに見えるのか。
確かに納得。
兵器開発部は統括を筆頭にドS揃いだからな。
あ、俺?
俺はもちろん抱かれたい男No1。
そして、神羅カンパニー1のサディストと言われている…らしい。
まったく誰だ?
こんな噂流したのは。
俺は紳士だぞ、と。
そんな俺とヒロインが付き合い始めたとき、周囲は絶対上手くいくはずないと言った。
真性サディスト同士じゃ血を見るとまで。
確かにサディスト同士なら、な。
「…」
自宅のダイニングテーブルの向かいに座るヒロインが、むすっとしている。
これはよくない前兆だ。
「…」
俺は黙ってコーヒーカップを持ち上げた。
「…レノ」
ヒロインの声はいつもより低い。
これはまずい。
「…カレー食べたい」
来た、ヒロインのワガママ。
「おまっ…今何時だと思ってんだ?」
「…深夜1時53分」
ヒロインはちらりと時計を見て、さらりと時間を言った。
「あのな、この時間にカレー食いたいなんて言い出すの、お前くらいだぞ、と」
と、俺が嗜めると、ヒロインが頬を膨らませた。
「だって食べたいんだもん」
唇を尖らせ、上目遣いで見上げるヒロイン。
ちくしょう、可愛い。
「ね、お願いレノ。1ブロック先のカレー屋さんに連れてって」
会社ではSっ気たっぷりのくせに、二人の時は真逆だなんて…
「はぁ…仕方ないな」
ズル過ぎるぞ、と。
.
動じず慌てず、一歩下がって客観的に物事を見ている。
腕を胸の前で組んで立つその姿は、凛として格好いい。
神羅カンパニー・命令されたい上司堂々のNo1…らしい。
ちなみに、ヒールで踏まれて罵られたい女・第一位でもある。
世間ではヒロインがSに見えるのか。
確かに納得。
兵器開発部は統括を筆頭にドS揃いだからな。
あ、俺?
俺はもちろん抱かれたい男No1。
そして、神羅カンパニー1のサディストと言われている…らしい。
まったく誰だ?
こんな噂流したのは。
俺は紳士だぞ、と。
そんな俺とヒロインが付き合い始めたとき、周囲は絶対上手くいくはずないと言った。
真性サディスト同士じゃ血を見るとまで。
確かにサディスト同士なら、な。
「…」
自宅のダイニングテーブルの向かいに座るヒロインが、むすっとしている。
これはよくない前兆だ。
「…」
俺は黙ってコーヒーカップを持ち上げた。
「…レノ」
ヒロインの声はいつもより低い。
これはまずい。
「…カレー食べたい」
来た、ヒロインのワガママ。
「おまっ…今何時だと思ってんだ?」
「…深夜1時53分」
ヒロインはちらりと時計を見て、さらりと時間を言った。
「あのな、この時間にカレー食いたいなんて言い出すの、お前くらいだぞ、と」
と、俺が嗜めると、ヒロインが頬を膨らませた。
「だって食べたいんだもん」
唇を尖らせ、上目遣いで見上げるヒロイン。
ちくしょう、可愛い。
「ね、お願いレノ。1ブロック先のカレー屋さんに連れてって」
会社ではSっ気たっぷりのくせに、二人の時は真逆だなんて…
「はぁ…仕方ないな」
ズル過ぎるぞ、と。
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