旧拍手小説集
ヒロイン
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完・独り身同士のクリスマス
会社を出た私は、急ぎ足で駅に向かった。
私が歩く方向は、大勢と逆方向。
軽く振り返った先には、まばゆいクリスマスのイルミネーション。
皆楽しそうだった。
あの時素直にレノの言葉に頷いていたら、違っていたんだろうか。
「やっぱ一人だったな」
ふいに聞こえた声に、私は弾かれたように振り返った。
「俺の勝ちだぞ、と」
にやりと笑うレノの顔を見たら、自然と声が詰まった。
「…バカ」
歩み寄ってきたレノが私の手を取った。
「たまには二人のクリスマスってのも、悪くないだろ?」
「うん」
私たちも人の流れに乗って、きれいに彩られた街に繰り出した。
Merry Christmas!
.
会社を出た私は、急ぎ足で駅に向かった。
私が歩く方向は、大勢と逆方向。
軽く振り返った先には、まばゆいクリスマスのイルミネーション。
皆楽しそうだった。
あの時素直にレノの言葉に頷いていたら、違っていたんだろうか。
「やっぱ一人だったな」
ふいに聞こえた声に、私は弾かれたように振り返った。
「俺の勝ちだぞ、と」
にやりと笑うレノの顔を見たら、自然と声が詰まった。
「…バカ」
歩み寄ってきたレノが私の手を取った。
「たまには二人のクリスマスってのも、悪くないだろ?」
「うん」
私たちも人の流れに乗って、きれいに彩られた街に繰り出した。
Merry Christmas!
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