旧拍手小説集
ヒロイン
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続・独り身同士のクリスマス
結局何もないままクリスマスイブを迎えてしまった。
一人オフィスで頬杖をつきながら溢した溜息も虚しい。
自分で選んだことだけど、やっぱり別の日に出勤すればよかったかも。
レノに言い訳する格好の材料だけど、本当にこれでよかったのだろうか。
もし本当にレノが本気だったとしたら?
あの日からレノが気になって仕方ない。
暇さえあれば携帯を確認する癖までついてしまった。
また意味もなく携帯に目を遣ってしまい、私は大きな溜息をついた。
「帰ろうかな…」
携帯にはまだメールも着信もない。
やっぱり冗談だったんだ。
「バカみたい…」
少しでも期待してしまった後悔が押し寄せる。
今年もクリスマスは最悪だ。
本当になくなっちゃえばいいのに。
私は投げるように携帯をカバンに入れた。
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結局何もないままクリスマスイブを迎えてしまった。
一人オフィスで頬杖をつきながら溢した溜息も虚しい。
自分で選んだことだけど、やっぱり別の日に出勤すればよかったかも。
レノに言い訳する格好の材料だけど、本当にこれでよかったのだろうか。
もし本当にレノが本気だったとしたら?
あの日からレノが気になって仕方ない。
暇さえあれば携帯を確認する癖までついてしまった。
また意味もなく携帯に目を遣ってしまい、私は大きな溜息をついた。
「帰ろうかな…」
携帯にはまだメールも着信もない。
やっぱり冗談だったんだ。
「バカみたい…」
少しでも期待してしまった後悔が押し寄せる。
今年もクリスマスは最悪だ。
本当になくなっちゃえばいいのに。
私は投げるように携帯をカバンに入れた。
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