彼女を口説く方法
ヒロイン
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「あ、アホ!寝言は寝てから言いや!」
しばらく経ってヒロインの口から出たのは、いつものつんとした言葉。
でもそれ、照れ隠しだろ?
手に取るようにヒロインの動揺がわかり、俺は笑いを噛み殺した。
「何笑ってんねん!」
ばしっとヒロインが俺の腕を叩く。
「いやー、照れるヒロインも可愛いなと思って」
またヒロインの目が困ったように、左右に忙しなく動いた。
「なぁ、二人でメシ食いに行かないか?」
初めて会った日と同じようにヒロインを誘った。
ヒロインは口を尖らせて横を向き、言った。
「…別に、えぇよ」
ヒロインは耳たぶまで赤くして、答えてくれた。
意地っ張りな奴だな。
憎めないというか…可愛い奴。
「じゃあ行くか」
俺が手を差し出すと、ヒロインはそれを無視して歩き出した。
そして、肩ごしにちらっと俺に視線を向けた。
「今日だけやで!」
本当に素直じゃないな。
俺は肩を竦めた。
「はいはい」
こりゃ長期戦だな、と。
END
2007/10/20
.
しばらく経ってヒロインの口から出たのは、いつものつんとした言葉。
でもそれ、照れ隠しだろ?
手に取るようにヒロインの動揺がわかり、俺は笑いを噛み殺した。
「何笑ってんねん!」
ばしっとヒロインが俺の腕を叩く。
「いやー、照れるヒロインも可愛いなと思って」
またヒロインの目が困ったように、左右に忙しなく動いた。
「なぁ、二人でメシ食いに行かないか?」
初めて会った日と同じようにヒロインを誘った。
ヒロインは口を尖らせて横を向き、言った。
「…別に、えぇよ」
ヒロインは耳たぶまで赤くして、答えてくれた。
意地っ張りな奴だな。
憎めないというか…可愛い奴。
「じゃあ行くか」
俺が手を差し出すと、ヒロインはそれを無視して歩き出した。
そして、肩ごしにちらっと俺に視線を向けた。
「今日だけやで!」
本当に素直じゃないな。
俺は肩を竦めた。
「はいはい」
こりゃ長期戦だな、と。
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