旧拍手小説集
ヒロイン
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約束
――あなたは死なないわ
冗談だと思ってた。
――私が守るもの
あんな細腕で、誰かを――ましてや、俺を守るなんて。
「おい、起きろよ」
ヒロインはぴくりとも動かない。
肩を揺すると、がくっと頭が仰け反った。
「冗談やめろよ…」
冷たい。
ヒロインの身体、こんなに冷たかったか?
「笑ってんじゃねぇよ…」
いつもと同じように笑ってんのに、どうしてお前、目開けないんだ?
あんな約束――
守ってなんか欲しくなかった――
.
――あなたは死なないわ
冗談だと思ってた。
――私が守るもの
あんな細腕で、誰かを――ましてや、俺を守るなんて。
「おい、起きろよ」
ヒロインはぴくりとも動かない。
肩を揺すると、がくっと頭が仰け反った。
「冗談やめろよ…」
冷たい。
ヒロインの身体、こんなに冷たかったか?
「笑ってんじゃねぇよ…」
いつもと同じように笑ってんのに、どうしてお前、目開けないんだ?
あんな約束――
守ってなんか欲しくなかった――
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