旧拍手小説集
ヒロイン
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関西弁ヒロイン4
「っくしゅん!」
くしゃみは可愛いな。
ドフッ。
「ってぇ…」
「何一人布団に丸まってんねん!」
恐る恐る薄目で声のした方を見て――
後悔した。
「風邪ひくやろ!考えろ、このアホ」
角、生えてるぞ、と。
「その布団よこせ!」
「…嫌だぞ、と」
不毛な布団の取り合い。
「くしゅん!」
あいつがまたくしゃみをした。
「もうえぇわ。勝手にしぃ」
そう言ってベッドから下りようとした彼女の手を引っ張って、無理矢理抱き締める。
「あったかい…」
「俺が布団になってやるぞ、と」
.
「っくしゅん!」
くしゃみは可愛いな。
ドフッ。
「ってぇ…」
「何一人布団に丸まってんねん!」
恐る恐る薄目で声のした方を見て――
後悔した。
「風邪ひくやろ!考えろ、このアホ」
角、生えてるぞ、と。
「その布団よこせ!」
「…嫌だぞ、と」
不毛な布団の取り合い。
「くしゅん!」
あいつがまたくしゃみをした。
「もうえぇわ。勝手にしぃ」
そう言ってベッドから下りようとした彼女の手を引っ張って、無理矢理抱き締める。
「あったかい…」
「俺が布団になってやるぞ、と」
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