賞味期限切れの恋
ヒロイン
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最終日、昼。
ターゲットはまだ動かない。
レノが外にタバコを買いに行った。
任務完了まで12時間。
夜。
「もう時間切れね」
時計の短針と長針が同時に天辺を差した。
「ヒロイン」
呼ばれた私は振り返った。
途端に床に押し倒される。
「一緒にいてくれ」
彼の表情はわからない。
絞りだしたような声音で、彼は私に請うた。
「頼むから」
「もう終わってたの」
私の声は銃声に掻き消され、届かなかった。
そう、それは疾うに終わってしまっていたもので、もう二度と戻れぬ過去の話。
END
2007/03/08
.
ターゲットはまだ動かない。
レノが外にタバコを買いに行った。
任務完了まで12時間。
夜。
「もう時間切れね」
時計の短針と長針が同時に天辺を差した。
「ヒロイン」
呼ばれた私は振り返った。
途端に床に押し倒される。
「一緒にいてくれ」
彼の表情はわからない。
絞りだしたような声音で、彼は私に請うた。
「頼むから」
「もう終わってたの」
私の声は銃声に掻き消され、届かなかった。
そう、それは疾うに終わってしまっていたもので、もう二度と戻れぬ過去の話。
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2007/03/08
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