同調率100%
ヒロイン
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恋人なんて面倒臭ぇ。
どうせヤることは一緒だ。
性欲満たしたら、それでさよなら。
だから、その辺のちょっと気取った女捕まえるだけでいい。
特別は必要ない。
必要なかったんだ。
‐同調率100%‐
「レノー!」
いつもの俺を呼ぶ声に自然と頬が弛む。
いつからだろう。
この声を心待ちにするようになったのは。
俺は意識して澄ました顔を作り、さも今気付いたかのように振る舞った。
「ね、ご飯食べたくない?」
近づいてきたヒロインがにこにこと笑って言った。
問い掛けているが、その声は確信に満ちている。
そして、それは正解。
「奇遇だな。俺もそう思ってたとこだぞ、と」
「やっぱりね。今日もシンクロ率最高!」
得意げな表情のヒロインがあまりに可愛くて、抱き締めたい衝動にかられるが、残念ながら俺たちはそこまでの関係ではない。
気分だとか、好きなものとか嫌いなもの。
ヒロインと俺は驚くほど同じで、でもそれが俺には心地いい。
今まで特別はいらないと思ってた。
でも、今はヒロインが俺の特別な存在。
この思いの同調率、一体何%だろう。
隣で笑うヒロインに微笑みながら、俺は確信に近いものを感じた。
ヒロインも俺を好きになる。
END
2007/01/18
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どうせヤることは一緒だ。
性欲満たしたら、それでさよなら。
だから、その辺のちょっと気取った女捕まえるだけでいい。
特別は必要ない。
必要なかったんだ。
‐同調率100%‐
「レノー!」
いつもの俺を呼ぶ声に自然と頬が弛む。
いつからだろう。
この声を心待ちにするようになったのは。
俺は意識して澄ました顔を作り、さも今気付いたかのように振る舞った。
「ね、ご飯食べたくない?」
近づいてきたヒロインがにこにこと笑って言った。
問い掛けているが、その声は確信に満ちている。
そして、それは正解。
「奇遇だな。俺もそう思ってたとこだぞ、と」
「やっぱりね。今日もシンクロ率最高!」
得意げな表情のヒロインがあまりに可愛くて、抱き締めたい衝動にかられるが、残念ながら俺たちはそこまでの関係ではない。
気分だとか、好きなものとか嫌いなもの。
ヒロインと俺は驚くほど同じで、でもそれが俺には心地いい。
今まで特別はいらないと思ってた。
でも、今はヒロインが俺の特別な存在。
この思いの同調率、一体何%だろう。
隣で笑うヒロインに微笑みながら、俺は確信に近いものを感じた。
ヒロインも俺を好きになる。
END
2007/01/18
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