旧拍手小説集
ヒロイン
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関西弁ヒロイン3
「ほんまにアホやな」
ヒロインが腰に手を当て、呆れ顔を作った。
俺はむっとして唇を尖らせる。
「これはな、こうやったら上手くいくんやで」
俺からコントローラを奪い取ったヒロインは、器用にコマンドを入力して敵をダウンさせた。
「ほらな」
振り返って得意げに笑うヒロイン。
子供のような無邪気な笑顔に、自然と俺の頬も弛む。
「…何笑てんねん。気持ち悪ー」
「いや、可愛いな、と思って」
ぼっとヒロインの顔が赤くなった。
「あ、アホか!冗談はその髪の毛だけにしとき!」
そう言って立ち上がろうとしたヒロインの手を掴んで引き寄せた。
「あぁ、そうだな」
チュッとヒロインに口付けたと同時に、テレビの画面には「GAME OVER」の文字。
「…せっかく倒したのに」
「またやってくれよ、と」
「もう…」
そう言いながら、万更でもなさそうにコントローラを握るヒロイン。
やっぱり可愛いぞ、と。
.
「ほんまにアホやな」
ヒロインが腰に手を当て、呆れ顔を作った。
俺はむっとして唇を尖らせる。
「これはな、こうやったら上手くいくんやで」
俺からコントローラを奪い取ったヒロインは、器用にコマンドを入力して敵をダウンさせた。
「ほらな」
振り返って得意げに笑うヒロイン。
子供のような無邪気な笑顔に、自然と俺の頬も弛む。
「…何笑てんねん。気持ち悪ー」
「いや、可愛いな、と思って」
ぼっとヒロインの顔が赤くなった。
「あ、アホか!冗談はその髪の毛だけにしとき!」
そう言って立ち上がろうとしたヒロインの手を掴んで引き寄せた。
「あぁ、そうだな」
チュッとヒロインに口付けたと同時に、テレビの画面には「GAME OVER」の文字。
「…せっかく倒したのに」
「またやってくれよ、と」
「もう…」
そう言いながら、万更でもなさそうにコントローラを握るヒロイン。
やっぱり可愛いぞ、と。
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