無防備な薬指
ヒロイン
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別々に過ごした時間を埋めるように、俺たちは夢中で抱き合った。
懐かしいヒロインの声。
艶めいた表情。
偽りの愛情で空いた心に蓋をして誤魔化していた俺の心が、きれいに埋め直された。
情事を終えてなお離れられず、抱き合ったまま、俺はヒロインの指に自分の指を絡めた。
「無防備だな」
きょとんとした顔でヒロインが俺を見上げる。
俺はわざと音を立てて、ヒロインの薬指にキスをした。
「今度は悪い虫が付かないように、しっかり繋いどかないとな」
意味を察したのか、照れたようにヒロインが少し顔を赤らめた。
「もう離さない」
ヒロインの無防備な薬指を飾るのは枷ではなく、やっと繋がった二人の絆。
END
2006/04/18
.
懐かしいヒロインの声。
艶めいた表情。
偽りの愛情で空いた心に蓋をして誤魔化していた俺の心が、きれいに埋め直された。
情事を終えてなお離れられず、抱き合ったまま、俺はヒロインの指に自分の指を絡めた。
「無防備だな」
きょとんとした顔でヒロインが俺を見上げる。
俺はわざと音を立てて、ヒロインの薬指にキスをした。
「今度は悪い虫が付かないように、しっかり繋いどかないとな」
意味を察したのか、照れたようにヒロインが少し顔を赤らめた。
「もう離さない」
ヒロインの無防備な薬指を飾るのは枷ではなく、やっと繋がった二人の絆。
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