My Sweet Darling
ヒロイン
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私の彼は甘えたがり。
時と場合を考えず、すぐくっついてくる。
彼はいつも私を困らせ、怒らせる。
それでも一緒にいるのは、それが満更でもないからかもしれない。
ねぇ、レノ?
------------------
「なぁヒロインー。構ってくれよ、と」
レノはいつものように、リビングのソファで寛ぐ私を後ろから抱きすくめてきた。
私はむっとして、振り返る。
そこには、満面の笑みを湛えたレノの顔。
「…あんた、私がテレビ見てるとき邪魔するなって何回言わせるの?」
眉間に皺を寄せて睨む私に構うことなく、レノはにこにこ楽しそうにしている。
「ヒロインがテレビ見てるから暇なんだぞ、と」
レノが顔を擦り寄せてくる。
今にも猫のように「にゃ~」と鳴きだしそうなレノがあまりに可愛くて、私の口元が自然に弛んだ。
「もぅ、仕方ないなぁ」
と、思わず言ってしまいそうになり、私は慌てて首を振る。
ダメだ!
ここでこいつを甘やかすわけにはいかない!
私は頑張ってしかめ面を作り、レノの腕を振りほどき向かい合った。
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時と場合を考えず、すぐくっついてくる。
彼はいつも私を困らせ、怒らせる。
それでも一緒にいるのは、それが満更でもないからかもしれない。
ねぇ、レノ?
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「なぁヒロインー。構ってくれよ、と」
レノはいつものように、リビングのソファで寛ぐ私を後ろから抱きすくめてきた。
私はむっとして、振り返る。
そこには、満面の笑みを湛えたレノの顔。
「…あんた、私がテレビ見てるとき邪魔するなって何回言わせるの?」
眉間に皺を寄せて睨む私に構うことなく、レノはにこにこ楽しそうにしている。
「ヒロインがテレビ見てるから暇なんだぞ、と」
レノが顔を擦り寄せてくる。
今にも猫のように「にゃ~」と鳴きだしそうなレノがあまりに可愛くて、私の口元が自然に弛んだ。
「もぅ、仕方ないなぁ」
と、思わず言ってしまいそうになり、私は慌てて首を振る。
ダメだ!
ここでこいつを甘やかすわけにはいかない!
私は頑張ってしかめ面を作り、レノの腕を振りほどき向かい合った。
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