旧拍手小説集
ヒロイン
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連載夢:第2話 予告
5年前。
俺の伸ばした手は、ヒロインに届かなかった。
俺はあいつを守ってやれなかった。
何一つ、してやれなかった。
「ねぇ、どうして…?」
何年経っても色褪せることがなかった人は今、俺の目の前にいる。
怒ったような、泣きだしそうな困ったような顔をして。
「嫌っ、行かない!」
今、ヒロインが手を伸ばした先に、俺はいない。
今度は放さない。
他の何を犠牲にしても。
.
5年前。
俺の伸ばした手は、ヒロインに届かなかった。
俺はあいつを守ってやれなかった。
何一つ、してやれなかった。
「ねぇ、どうして…?」
何年経っても色褪せることがなかった人は今、俺の目の前にいる。
怒ったような、泣きだしそうな困ったような顔をして。
「嫌っ、行かない!」
今、ヒロインが手を伸ばした先に、俺はいない。
今度は放さない。
他の何を犠牲にしても。
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