恋に落ちたら...
ヒロイン
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まず目に入ったのは白。
横を向き、次に目に飛び込んできたのは赤。
「お、気付いたか」
「レノ先輩…?」
声を掛けられ、ヒロインはその赤がよく見知った人物の髪だと気付いた。
任務に出ていたはずの自分が何故ベッドで寝ているのか。
ゆっくり思い出そうとレノから視線を外すと、大きな溜息が聞こえてきた。
「お前なぁ、体調悪いなら最初に言えよ」
呆れたように言われ、ヒロインの意識が一気に現実に引き戻された。
レノと組んだ任務で失態を晒し、迷惑を掛けたことを思い出す。
「すみません!私…あの、緊張して…」
起き上がろうとしたところを、レノに制される。
困って視線を彷徨わせていると、レノが哀しげに笑った。
「やっぱり俺って嫌われてるみたいだな、と」
「え?」
レノの言ったことにヒロインは目を丸くした。
「事あるごとに俺を避けてただろ。今日も嫌そうだったしな。さて、報告書でも書いてくるか」
レノは苦笑いをすると、ヒロインに背を向けた。
(言わなきゃ…このままじゃ誤解されたままになっちゃう!)
「あの!待ってください」
気が付けばベッドから起き上がり、レノを呼び止めていた。
レノが怪訝そうな顔で振り返った。
引き止めたはいいものの、何を話すか全く考えなしだったヒロインは、レノとの間に流れる沈黙に居心地の悪さを感じた。
(話…話……)
「どうした?」
レノがもう一度ヒロインの傍に座り直す。
「あの!好きです、先輩!」
.
横を向き、次に目に飛び込んできたのは赤。
「お、気付いたか」
「レノ先輩…?」
声を掛けられ、ヒロインはその赤がよく見知った人物の髪だと気付いた。
任務に出ていたはずの自分が何故ベッドで寝ているのか。
ゆっくり思い出そうとレノから視線を外すと、大きな溜息が聞こえてきた。
「お前なぁ、体調悪いなら最初に言えよ」
呆れたように言われ、ヒロインの意識が一気に現実に引き戻された。
レノと組んだ任務で失態を晒し、迷惑を掛けたことを思い出す。
「すみません!私…あの、緊張して…」
起き上がろうとしたところを、レノに制される。
困って視線を彷徨わせていると、レノが哀しげに笑った。
「やっぱり俺って嫌われてるみたいだな、と」
「え?」
レノの言ったことにヒロインは目を丸くした。
「事あるごとに俺を避けてただろ。今日も嫌そうだったしな。さて、報告書でも書いてくるか」
レノは苦笑いをすると、ヒロインに背を向けた。
(言わなきゃ…このままじゃ誤解されたままになっちゃう!)
「あの!待ってください」
気が付けばベッドから起き上がり、レノを呼び止めていた。
レノが怪訝そうな顔で振り返った。
引き止めたはいいものの、何を話すか全く考えなしだったヒロインは、レノとの間に流れる沈黙に居心地の悪さを感じた。
(話…話……)
「どうした?」
レノがもう一度ヒロインの傍に座り直す。
「あの!好きです、先輩!」
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