Don't leave me alone.
ヒロイン
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「寒くなったね」
そう言ってヒロインは俺の方に身体を寄せてきた。
「でも、こうしてるとあったかいね」
ヒロインが俺の胸にことんと、その小さな頭を乗せる。
急に愛しさが込み上げてきて、俺はヒロインの頭を撫でた。
「ねぇレノ」
「んー…?」
うとうとしていた俺は、ヒロインの呼び掛けに閉じていた目を開き応じる。
「ずーっと、こうしてられたらいいね」
そう言ったヒロインの顔はどこか寂しげで。
俺はまた、ヒロインの頭を撫でてやる。
俺とヒロインの目が合った。
強そうで、でも何処かはかないその瞳。
あぁ、俺は――
俺はヒロインを強く抱き締めた。
「痛いよ、レノ」
今この手を離したら、全てが夢のように消えてしまいそうで。
俺は、ヒロインを失うのが怖いんだ。
だから、俺の傍にいてくれ。
END
2005/10/08
.
そう言ってヒロインは俺の方に身体を寄せてきた。
「でも、こうしてるとあったかいね」
ヒロインが俺の胸にことんと、その小さな頭を乗せる。
急に愛しさが込み上げてきて、俺はヒロインの頭を撫でた。
「ねぇレノ」
「んー…?」
うとうとしていた俺は、ヒロインの呼び掛けに閉じていた目を開き応じる。
「ずーっと、こうしてられたらいいね」
そう言ったヒロインの顔はどこか寂しげで。
俺はまた、ヒロインの頭を撫でてやる。
俺とヒロインの目が合った。
強そうで、でも何処かはかないその瞳。
あぁ、俺は――
俺はヒロインを強く抱き締めた。
「痛いよ、レノ」
今この手を離したら、全てが夢のように消えてしまいそうで。
俺は、ヒロインを失うのが怖いんだ。
だから、俺の傍にいてくれ。
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