Never forget you.
ヒロイン
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紅い髪。
スカイブルーの瞳。
すらっとした身体。
細い指。
――レノ!
いつものように笑って、私に手を差し伸べる。
私はレノに微笑んで、腕を伸ばし、レノの手を取った。
でも、私の手は空を切る。
どうして…?
ねぇ、レノ!
行かないで!!
お願い……
一人にしないで!!
――ヒロイン
―ヒロイン、必ず俺が……
「ヒロイン!ヒロイン!?」
「イリーナ…ツォンさん……レノが…レノが――」
苦しい。
涙が止まらない。
泣きじゃくる私の背中を、イリーナが落ち着かせるようにゆっくり軽く叩く。
「落ち着いて、ヒロイン」
「レノがっ…私のっ、私のせいで…死んじゃっ――」
全部覚えてる。
私を庇って…
レノの身体から溢れる血。
だんだん冷たくなる身体――
あのとき、何を――
「レノに、会わせて」
.
スカイブルーの瞳。
すらっとした身体。
細い指。
――レノ!
いつものように笑って、私に手を差し伸べる。
私はレノに微笑んで、腕を伸ばし、レノの手を取った。
でも、私の手は空を切る。
どうして…?
ねぇ、レノ!
行かないで!!
お願い……
一人にしないで!!
――ヒロイン
―ヒロイン、必ず俺が……
「ヒロイン!ヒロイン!?」
「イリーナ…ツォンさん……レノが…レノが――」
苦しい。
涙が止まらない。
泣きじゃくる私の背中を、イリーナが落ち着かせるようにゆっくり軽く叩く。
「落ち着いて、ヒロイン」
「レノがっ…私のっ、私のせいで…死んじゃっ――」
全部覚えてる。
私を庇って…
レノの身体から溢れる血。
だんだん冷たくなる身体――
あのとき、何を――
「レノに、会わせて」
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