夢小説 狗巻棘
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの人がクン◯させてくれない。それとなくさせてほしいと言ったら、ストレートにぜってーやだと言われた。さりげなく聞いた俺が馬鹿みたいだ。何で嫌なのって聞いたら、きたねーから、と返ってくる。ベッドから降りて洗面所に駆け、ベッドへ戻り、歯磨きを目の前で5分やって見せる。その人はあぐらに頬杖をついて、そっちじゃねーよと呆れた。「女のあれとか舐めるもんじゃないって。雑菌だらけだぞ」俺のはしょっちゅう舐めるのにその理屈はおかしくね、男の方が数倍菌いそうじゃね、って思ったけど口には出さなかった。下手に文句つけて舐めてくれなくなると困る。代わりに、お風呂入ってるから大丈夫でしょ、と反論した。その人は「ほんでも普通にくせーし」と続ける。これは俺調べてきた! 匂いが気になるからされるの嫌って女の人はけっこういるらしい。ネットで書いてあった。
頬杖をつく手を両手で取って、大きな手の甲にうやうやしく口をつける。「おかか、しゃけツナ、すじこすじこ……」「臭くないし、好きな女の股は臭くてもそれはそれで乙……って訳で合ってる?」「しゃけしゃけ!」「台詞が違えばなあ」遠い目で言われた。
その人はよっこら、とあぐらを組み直し、真顔で俺に向き直る。握ったままの手の親指が俺の下唇を押した。
「何の気なしに言ってるんだろうけど、マジな話やめた方がいいと思う」子どもに言い聞かせるみたいな、やわらかい声で言った。「体の中心、臍に近いほど呪力も濃いじゃん?」その人は自分のへそを指差して呪術の基礎を俺に語った。口に触れてた親指が頬に滑る。親指は蛇の目のあたりで止まって、くるりとそこを撫でた。「お前のべろと私の術式、その辺ちょっと相性が悪い」「……たかな、おかか」「万が一があったらって話」どんな影響出るか分かんねーもん。その人は眉を下げて微笑んだ。「任務中に、あれ? 今日呪言調子悪い? ってなったら泣くに泣けないぞ」「……すじこ……」言い返せなくて、頬に置かれた手を顔と肩で挟んだ。すねんなってと笑われる。お前の好きな体勢でしてやっから、と大らかな声が言って、俺の背中にしなやかな腕が回った。前に体重をかければ、俺よりも大きな身体は自然と押し倒されてくれた。舌を出して顔を寄せる。あたたかい口が俺の舌をさらった。
呪印のざらざらを気持ちのいい舌がなぞってくるもんだから、しょげた俺のムスコはすぐに元気になった。キスハメしたくてその人の両の膝裏に手を添える。体格が違えば胴の長さだって違う俺たちなので、俺側からキスしてハメてと欲張ると、自然とプレスするような体勢になるのだ。きついかな、と思ってあんまりしない体位だけど、今日はプレスで攻めたい気分だった。
腿の付け根にあるそこにムスコの頭を差し込めば、悩ましい腰がく、と上がって迎えてくれた。ため息が出た。狭いそこをかきわけて、あたたかな壁に包まれる。変な声が出そうだったけど腹筋に力を入れて耐えた。だってまだ序盤だ。根元まで入れ込んで、上体をさらに倒してその人に覆いかぶさる。とつとつと腰を穿てば長い足が俺の腰に絡んだ。密着した俺たちの間で、やわらかい胸が潰されていた。プレスのたびにぎゅうぎゅうにされるそこがかわいそうで、両手で覆って守った。息継ぎの時も、体勢を立て直す時も、舌か唇かはずっと離さなかった。上と下、全身でその人を求めた。
終わってぐだぐだしてる時、なんか余韻がすごかったんで、胸に埋もれながら、脳みそ溶けた、と打ち明ける。「そりゃ良かったな」寝そべるその人は言った。
「前はお前、怒ってたからそれどころじゃなかったけど、普通にやればこの体位、私らに合ってるのかもな」私もめちゃくちゃ良かったよ、と硬い手のひらが俺の頭を撫でた。前っていうのは忘れもしない、義肢作成所の孫野郎の時である。良くなってくれて嬉しいけど思い出すと気分が悪い。複雑な気持ちで記憶を追い払い、はたと気づく。キスハメの時って無効化切ってるんじゃなかったっけ? 思い出したことを呟く。「よく覚えてんな」その人は俺の髪をすきながら言った。えっじゃあク◯ニできるんじゃないかな?
胸から顔を上げて言うと、俺の髪をいじる手が止まった。その人は考えこむように口元を覆い、深みのある目で何もないところを見つめた。できるくない? 無効化オフにできるんなら、それで全部解決じゃない? 期待の眼差しで俺はその人を見つめる。見つめられたその人は、ちら、と俺を見るとすぐに顔をそらした。長い長い沈黙のあと、その人はむくりと起き上がり、風呂溜めてくるわ、と何でもない声で言った。形のいい尻がすたすたと離れていく。俺はベッドに一人、去りゆくその人へ心で呼びかける。さっき臭いとか気にしてたから、お風呂できれいにしたあと、ゆっくりクン◯させてくれるんだよね? 普通に嫌だからけむに巻こうとかそういうのじゃないよね? ね?
頬杖をつく手を両手で取って、大きな手の甲にうやうやしく口をつける。「おかか、しゃけツナ、すじこすじこ……」「臭くないし、好きな女の股は臭くてもそれはそれで乙……って訳で合ってる?」「しゃけしゃけ!」「台詞が違えばなあ」遠い目で言われた。
その人はよっこら、とあぐらを組み直し、真顔で俺に向き直る。握ったままの手の親指が俺の下唇を押した。
「何の気なしに言ってるんだろうけど、マジな話やめた方がいいと思う」子どもに言い聞かせるみたいな、やわらかい声で言った。「体の中心、臍に近いほど呪力も濃いじゃん?」その人は自分のへそを指差して呪術の基礎を俺に語った。口に触れてた親指が頬に滑る。親指は蛇の目のあたりで止まって、くるりとそこを撫でた。「お前のべろと私の術式、その辺ちょっと相性が悪い」「……たかな、おかか」「万が一があったらって話」どんな影響出るか分かんねーもん。その人は眉を下げて微笑んだ。「任務中に、あれ? 今日呪言調子悪い? ってなったら泣くに泣けないぞ」「……すじこ……」言い返せなくて、頬に置かれた手を顔と肩で挟んだ。すねんなってと笑われる。お前の好きな体勢でしてやっから、と大らかな声が言って、俺の背中にしなやかな腕が回った。前に体重をかければ、俺よりも大きな身体は自然と押し倒されてくれた。舌を出して顔を寄せる。あたたかい口が俺の舌をさらった。
呪印のざらざらを気持ちのいい舌がなぞってくるもんだから、しょげた俺のムスコはすぐに元気になった。キスハメしたくてその人の両の膝裏に手を添える。体格が違えば胴の長さだって違う俺たちなので、俺側からキスしてハメてと欲張ると、自然とプレスするような体勢になるのだ。きついかな、と思ってあんまりしない体位だけど、今日はプレスで攻めたい気分だった。
腿の付け根にあるそこにムスコの頭を差し込めば、悩ましい腰がく、と上がって迎えてくれた。ため息が出た。狭いそこをかきわけて、あたたかな壁に包まれる。変な声が出そうだったけど腹筋に力を入れて耐えた。だってまだ序盤だ。根元まで入れ込んで、上体をさらに倒してその人に覆いかぶさる。とつとつと腰を穿てば長い足が俺の腰に絡んだ。密着した俺たちの間で、やわらかい胸が潰されていた。プレスのたびにぎゅうぎゅうにされるそこがかわいそうで、両手で覆って守った。息継ぎの時も、体勢を立て直す時も、舌か唇かはずっと離さなかった。上と下、全身でその人を求めた。
終わってぐだぐだしてる時、なんか余韻がすごかったんで、胸に埋もれながら、脳みそ溶けた、と打ち明ける。「そりゃ良かったな」寝そべるその人は言った。
「前はお前、怒ってたからそれどころじゃなかったけど、普通にやればこの体位、私らに合ってるのかもな」私もめちゃくちゃ良かったよ、と硬い手のひらが俺の頭を撫でた。前っていうのは忘れもしない、義肢作成所の孫野郎の時である。良くなってくれて嬉しいけど思い出すと気分が悪い。複雑な気持ちで記憶を追い払い、はたと気づく。キスハメの時って無効化切ってるんじゃなかったっけ? 思い出したことを呟く。「よく覚えてんな」その人は俺の髪をすきながら言った。えっじゃあク◯ニできるんじゃないかな?
胸から顔を上げて言うと、俺の髪をいじる手が止まった。その人は考えこむように口元を覆い、深みのある目で何もないところを見つめた。できるくない? 無効化オフにできるんなら、それで全部解決じゃない? 期待の眼差しで俺はその人を見つめる。見つめられたその人は、ちら、と俺を見るとすぐに顔をそらした。長い長い沈黙のあと、その人はむくりと起き上がり、風呂溜めてくるわ、と何でもない声で言った。形のいい尻がすたすたと離れていく。俺はベッドに一人、去りゆくその人へ心で呼びかける。さっき臭いとか気にしてたから、お風呂できれいにしたあと、ゆっくりクン◯させてくれるんだよね? 普通に嫌だからけむに巻こうとかそういうのじゃないよね? ね?