第一章 「オカルト部へようこそ!」
「ちょっと〜、そこのお前ら〜。
早く入れよ〜。」
校舎の玄関が開いても、外で待ってる人に声をかけてくる野村先生。
いっつも遅刻ギリギリの生徒をいじっている。
40代くらいのおじさんなんだけど、面白い。
自称キムタクで大谷翔平。
「おはよ〜、のむっち〜!」
と、楓が挨拶をする。
のむっちというのは、野村先生のあだ名だ。
生徒が馴れ馴れしくしてても、いじるくらいで叱ってくるだけ。
フレンドリーで面白い。
「おはよ〜ございま〜す。
あ、のむっち〜、今日の理科って理科室?」
「ば〜か、昨日のうちに確認しとけ。
教室だよ。」
「ありがと〜。」
水脇先輩と野村先生はなんか親子みたい。
っていうか、野村先生はお父さん気質なんだろうね。
息子が、3人?だっけ。
ちょいちょいいじってくるし、軽く叱るけど、
結局は優しい。
親はこんなに優しくないか。
うん、そうだな。
